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コスト問題に起因?火星人の存在可能性がはっきりしない真の理由

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火星人の存在可能性は、18世紀以降、非常に長い間取り沙汰され続けている話題です。もはや火星人は現代において、第六感や心霊現象、おまじない、ジンクスなどと同じく「オカルトや迷信、都市伝説」のくくりで語られているといっても過言ではありません。

しかし、かつてライブドア騒動を引き起こした堀江貴文氏然り、いまや民間の宇宙開発分野において、ビッグネームのひとりとなりつつあるイーロン・マスク氏然り、民間の起業家や実業家が火星人存在可能性の確信に触れるようなアプローチを私財と投じておこなわんとしています。

なぜ国家レベルで火星人の存在可能性が語られていないのか、なぜ火星人の存在が、まるで心霊現象や都市伝説のように語られ続けているのか、このあたりの事情を考察していきます。

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膨大にかかるコスト

そもそも火星と地球は、気の遠くなるような物理的な距離があります。宇宙計画全般を見渡してみても、かつてアメリカが主導して進めたアポロ計画、バイキング計画、ソユーズの名で知られる旧ソ連や現ロシアが進めていた宇宙計画、そして大国としては未だ具体的なアプローチが(少なくとも日本においては)聞こえてくることのない中国など、火星や火星人に対する関心事としての大きさと比して、一般市民としてはどうしても解せないような閉塞的な状況が続いています。

このような状況では、火星人の存在可能性が心霊現象と一緒くたになっている現況もやむをえない、とまで思わされているといえそうです。

なぜこんなことになっているのか。大きな要因のひとつは、「コストがかかりすぎること」ではないでしょうか。「火星人が存在するか否か」を、全世界の共有認識として、全世界に住む一般市民のほとんどに落とし込むためには、一国の国家予算を超えた、気の遠くなるような膨大なコストが必要になってきます。

なぜならば、火星と地球の物理的な距離が非常に離れていることはもちろん、火星という未開の地で、遠隔操作にて詳細な調査を実施するための技術的な裏付けや、仮説検証を計画するための、極端なアイデアをねん出するための人材(例えていえばダビンチやアインシュタイン級の「天才」です)を確保するにも、一にも二にもコストが必要であるからです。

 

優先順位付けが真実を解明する

コストが必要な事実は、物事を着地させたり、いわゆる「真実」を探求するための大きな障壁となっている可能性は、否定できないものがあります。

日々の経済活動を糧として生きている私たち現代人が、「何のために生きているのか、なんのために働いているのか」を考えてみれば、コスト、つまり「お金」は切っても切れないものがあることは明らかです。

この状況下で火星の研究が、国家ではなく民間の企業家が主導しておこなっているという事実は、もはや「一種の皮肉である」ともいえるような状況なのですが、ともあれ火星人の存在可能性が全否定されているわけではないところは、まだまだ問題解決の可能性は残しているといえます。

物事の優先順位は必要性に応じて変化していくものですが、かつて日本で流行したテレビアニメのように、「火星人を発見しなければ、人類が滅亡してしまう」といった切迫した事情が迫ることがあれば、火星人問題は今よりもずっとスピーディに解決へと向かうことでしょう。

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カテゴリ: その他

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