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なぜタコ?「火星人」の姿が今でも行き続けているのはなぜか

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地球と火星の環境の違いは、多くの人々の「想像上の火星人」に、多大な影響を与えています。今多くの人々が思い浮かべる一見タコのような形状の火星人のイメージは、19世紀の天文学者にして実業家でもあったパーシヴァル・ローウェルが提唱した「火星人の姿」に端を発しています。

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氏は、地球の半分程度の大きさで、なおかつ地球よりも太陽からの距離が遠い火星において、地球よりも水分が少なく重力も小さいのであれば、頭部を支える手足や胴体は貧弱であろうと考え、知能が進んでいるのならば脳の大きさは人類よりも大きいと考えて、いわゆる「タコ型火星人」を考案したといわれています。

 

雛形となったタコ型火星人

ローウェル氏が考案した「タコ型火星人」は、その後もSF作家を中心に大きな影響やインスピレーションを与え続け、100年経った現代でも大きくはイメージを変えないまま、ここまで推移してきています。

この事実からは、19世紀のイギリスのSF作家であるH.G.ウェルズの『宇宙戦争』をはじめとして、その後の多くのSF作家やエンターティメント業界のアーティスト、そして科学者や有識者達が、最初のイメージ、つまりローウェル氏があくまでも仮説として提唱した「タコ型宇宙人」の枠組みを超えるような、決定的な仮説を打ち出すことができなかったことがうかがえます。

またこの事実からはもうひとつ、「タコ型火星人のイメージ」を打ち壊すための、事実や研究、検証結果などが目立った形では積みあがっていないことをも示しています。

端的にいえば、「火星研究が進捗していない」ことが「タコ型火星人のイメージから脱却できない」ことの最大の原因であるのです。

 

国家的な隠ぺいが解明を妨げている?

「タコ型火星人」のイメージが未だ変わっていないことに関するもうひとつの仮説が、「国家的な隠ぺい、陰謀説」です。

アポロ11号による月面着陸が「ねつ造である」とする説は今も根強く残っていますし、ねつ造説を大々的に取り入れたアメリカ映画「カプリコン1」なども存在しています(この映画では、ねつ造の対象は月ではなく、ストレートに「火星着陸」になっています)。

にわかには信じがたく、さらには簡単には証明できないことではあるものの、「ノストラダムスの大予言」や「未確認飛行物体(UFO)」、ほかにも「心霊現象」、「Oパーツ」などのオカルトの領域、そして「宇宙人の実在可能性」や「火星人が存在していた場合の姿」など、そもそも解明されていないこととされていたり、オカルトとしてひとくくりにされている事象の中には、国家的な隠ぺいや陰謀、世界的な「暗黙のルール」が存在している可能性がゼロではないのではないかとも考えられます。

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カテゴリ: その他

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