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未だ未知の領域…火星探査が一向に進まない理由とは?!

火星
 
1930年代のアメリカでは、伝説的なラジオドラマ「宇宙戦争(別名は火星人襲来)」をはじめとして、火星人を題材としたドラマや映画が大量に作られています。これは、当時のアメリカの人々が、地球以外の知的生命体が存在するとすれば「月または火星」と考えて、その存在を信じているか、または大きな関心を持っている人が多かったということを示しています。

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実際その後も、アメリカ発で宇宙探索についての記録が日本に伝わったものでは、1969年のアポロ11号月面探査を皮切りに、1970年代のバイキング計画による火星探査などが挙げられます。ロシアやヨーロッパ、日本でも、月と火星を対象とした探査計画が多いことも、未だに「異星人といえば火星人」というイメージに大きく反映されています。

 

成功例が非常に少ない火星探査

月については、前述のアポロ11号の月面着陸によって、「月に対する人類の第一歩」という一応の着地を見ているのですが、火星については、計画や無人探査の例が非常に多い、つまりは世界中の国々が、少なくないコストを投入している中でも未だ着地することができていない、という状況です。

火星は宇宙開発の目標として、地球と月についで重要な位置付けであるにもかかわらず、その全貌の解明に関する進捗はすこぶる悪い状況であるといえます。

火星探査は、先ほどお話したアメリカのバイキング計画をはじめとして無人探査は無数におこなわれているのですが、2008年までに行われた探査の統計によれば、探査総数の約三分の二は探査計画の途中、または任務完了後にトラブルを起こしデータを収集するに至っていないとのことです。

日本の火星探査計画も例外ではなく、1998年に打ち上げた日本唯一の火星探査機である「のぞみ」も、火星までおよそ1000㎞まで接近はしたものの、トラブル起因で火星周回軌道への投入が断念されています。

 

火星航路にバミューダ・トライアングルが横たわる?

火星探査が遅々として進まない状況を見て、世界中の科学者や専門家の中では次のようなジョークが出てくる始末です。

・原因がはっきりしないまま飛行機や船舶が消えてしまうという「バミューダトライアングル(アメリカのフロリダ半島とプエルトリコ、バミューダ諸島を結んだ海域を指します)」のような未知の領域が火星と地球の間に存在しているのではないか

・正体不明の存在(火星人やその他の異星人という説もあります)が意図的に不具合をおこしているのではないか

・悪霊の仕業ではないか

このように、火星そのもの、およびそこに住むかもしれない知的生命体の正体についての探求が進捗しないまま、こんにちに至っているのです。

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カテゴリ: その他

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