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最終章:見たい夢を見る方法は記憶と刺激と環境作り

夢

眠っている間に見る夢の内容によって、起きて活動している時の気分は、かなり影響されるものです。
悪い夢を見た後は、一日中憂鬱な気分になったりしますが、逆に、良い夢を見た時は、その日どころか、しばらくは良いイメージを持って生活することができたりします。

 
生活を充実させるための一手段としても、良い夢を見ることは有効な手段でもあります。
意識的に「良い夢」や「見たい夢」を見る方法、「見たい夢」を見る確率をあげる方法は、実は存在しているのです。

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夢は「記憶」と「刺激」と「環境」で変えられる?

夢は、いわゆる「レム睡眠(肉体は活動を停止しているが、脳は活性状態のままの眠りをいいます)」の間に見ることが多い、といわれていますが、睡眠中に「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」は繰り返し訪れているため、夢を見るチャンスは一晩のうちに何回か存在しています。

 
しかし、「見たい夢」を見ようと思うのであれば、重要なのは「眠る前の行動」なのです。
普段からさまざまなことに興味をもったり、自分にとって心地の良い環境に身を置いたり、好きな音楽を聴いたりすると、夢の内容にも影響するのです。

 
これは、夢は当人の「記憶」と、「記憶」をランダムに抽出するための「刺激」によって生まれるものだからです。
もともとの記憶に「良い記憶」が多ければ多いほど、「刺激」によって抽出される夢の内容も、「良い夢」となる確率が高まる、というわけです。

 
さらには、脳の基本的な機能として、「直近の記憶や印象に影響されやすい」というところも確認されているので、夢を見る直前、つまり「寝る前」の環境作りも、「見たい夢」を見るための方法として、非常に有効です。

 

 

波の音を聞いて寝ると、海辺の夢を見る?

実際、こんな経験はないでしょうか。
「寝る直前に良い匂いをかぐと、その匂いを楽しむ夢を見た」とか、「波の音を聞きながら眠ると、海辺でゆっくりしている夢を見た」、などです。

 
これは、夢が眠る直前の環境や気分に影響されている事の一例なのですが、この習性を使えば、好きな夢を見ることができるのです。

 
気になることがある場合、そのことを気にしたまま眠ってしまうと、夢のなかにも出てきてしまうものです(こういったケースでは、悪夢になってしまうことも多々あります)。

 
ですので、なるべく良いイメージ、「見たい夢」のイメージを大きく膨らませたり、イメージを膨らませるために、好きなアロマの香りや、好きな音楽、波の音や鳥の声などを聞くのも有効です。

 
脳には「暗示」という働きもありますので、「見たい夢」の内容を口に出して唱えてから眠る、というのも効果があるでしょう。
このように、夢が脳の働きである「記憶」と「刺激」、それに「直前または普段の体験」から生まれてくることを意識して、さらに眠る前に暗示をかけることで、「見たい夢」を見ることができる確率を、大きく上げることができるのです。

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カテゴリ: その他

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