> >

良い睡眠とは?夢の基礎知識。レム睡眠とノンレム睡眠

夢

「良い夢を見る」、つまり「自分にとって見たい夢を見る」ということと、いくつかある夢の意味のうち、「眠っている間に、現実と錯覚するようなリアルな体験をするという意味の夢」の前提である「良い睡眠」とは、一見相反する事象のように見えます。
なぜならば「良い睡眠」とは、「熟睡して、脳や肉体の疲れが回復し、起床後の生活に活力が与えられている状態」を指している、と思われがちだからです。
眠っているとはいえ、何らかの体験をおこなっているかのような「夢を見ている状態」において、脳は本当に休息しているのでしょうか。
また、「良い睡眠」と「良い夢」、「見たい夢」は、両立できないものなのでしょうか。

スポンサードリンク

 

 

レム睡眠とノンレム睡眠

「見たい夢」を見るための前提となる「良い睡眠」の意味を掘り下げてみると、必ずしもいわゆる「熟睡状態」、つまり「まったく意識のない状態」だけが、「良い睡眠」であるとはいいきれないような、科学的事実があります。
それが、「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」です。

 
「レム睡眠」とは、科学的には「半ば意識のある状態」と受け取れるような、肉体的状態における睡眠で、レム睡眠時の「半分覚醒している肉体的な状態」の典型的な例としては、「目玉が動いているのに眠っている」というものです。
これは、肉体的な休息は取れている、つまり全身の力はほぼ完全に抜けているにもかかわらず、脳の活動は停止していないので、その証として「目玉が動いている」、とのことです。

 
肉体の一部が活動を停止していないため、眠りの分類の呼称としては、レム睡眠は「浅い眠り」とも称されています。
これに対して「ノンレム睡眠」は、「レム睡眠」と比較すると、圧倒的に脳の活動が低下している状態での睡眠であり、これがいわゆる「深い眠り」にあたります。

 

 

レム睡眠時に夢を見る?

「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」は、通常就寝した直後から数時間、約90分ずつ繰り返して現れるとのことで、その後起床に近づくにつれて、そのサイクルが徐々に短くなり、差がなくなった時点で起床となります。

 
夢を見るタイミングとしては、「レム睡眠」が発生している時が多いとされており、必ずしも「寝入りばな」や「熟睡している状態」に限ったわけではなく、夜寝ている間に交互に現れているという「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」のうち、「レム睡眠」のときに、より夢を見るチャンスがある、ということです。

 
「ノンレム睡眠」のときにも夢を見る、という説もありますが、脳の働きが低下しているため、起床した後に「覚えていない、意識していない」ということになることが多いようです。
「良い夢(=起床しても良い気分を覚えている夢)」は、「良いレム睡眠」のとり方がポイントになりそうです。

このエントリーをはてなブックマークに追加


スポンサードリンク
スポンサードリンク

カテゴリ: その他

Comments are closed.