> >

夢の存在理由。コントロールすることのメリット

夢

生き物として「天敵に襲われるリスク」が高いにもかかわらず、多くの生き物に見られる睡眠、そして人間の場合「必ず見ている」とされている夢(一説によると、動物も夢を見ている、とも言われています)には、天敵に狙われるリスクを補って、余りあるメリットを含んでいる可能性が多大にあります。

 
そのメリットを考えるための仮説として、「脳と肉体の休息(長く生きていくためのメンテナンスのようなもの)」、さらに脳の機能や記憶を整理して、常にフレッシュな状態にするための機能として「夢」が存在している、とも考えられます。

スポンサードリンク

 

 

記憶域をフレッシュに保っている?

睡眠や夢という不可解なメカニズムが、生き物の長い歴史の中で優先されていた事実は、睡眠をとらないことによって、外敵から身を守るために常に注意し、即時の行動をとるという「肉体的な生存リスクの回避」よりも、睡眠したり夢を見ることで、「脳を使って考えたり、覚えていたりすることによる生存リスクの回避」のほうがより効果的である、ということが、歴史的生物学的に証明されているのではないか、と考えられます。

 
一方で、現代人の「生きる価値」や「生きる理由」は、動物や昆虫とは違い、「ただただ種の存続や、個体の命の継続性を目指している」だけではなくなっていて、それら以外の何らかの「生きる理由」を探してしまう、という事実もあります。

 
これはある意味、「睡眠や夢の機能が淘汰されずに残ってきたことの弊害」である、という見方もできます。
それらの受け皿となっている端的なもののひとつが宗教であり、今も昔も世界中の人々の拠り所や、時には争いの根底にもある概念なのですが、宗教という概念も、睡眠や夢となんらかのつながりがあるのかもしれません。

 

 

夢をコントロールする必要性

このように考えると、人間の生活や、生存していく理由や価値と、睡眠や夢の存在は、非常に密接に関連しあっている、といえそうです。

 
「夢と命がつながっている」という状況下において、いわゆる「生きる意味や生き甲斐」を、より個々人の価値観に沿った形で充実したものにするための方法として、「睡眠や夢をコントロールする」ことは、非常に有効であり、なおかつ核心に触れるものである、と考えられます。

 
「見たい夢を見る」、または「(命を存続させたり、生きる価値を再認識したりするために)見るべき夢を見る」方法がもしあるとすれば、活用しない手はないでしょう。「見たい夢を見る方法」は、生命活動においても、精神的な充実においても、非常に価値のあるアプローチなのです。

 
見たい夢を見る方法という視点から、まず人間にはなぜ睡眠が必要なのかを考えてみましょう。記憶の整理、記憶域をフレッシュに保つため?また、夢をコントロールすることにどんなメリットがあるのでしょうか。

このエントリーをはてなブックマークに追加


スポンサードリンク
スポンサードリンク

カテゴリ: その他

Comments are closed.