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謎の集団失踪事件があった?ロアノーク島とはどんな島?

アメリカ
 
アメリカ合衆国のノースカロライナ州は、アメリカ本土の南東部に位置していて、合衆国に存在する50の州のうちのひとつです。人口はおよそ950万人規模で、アメリカ全体からすると、10番目の大きさの州です。

また、ノースカロライナ州はその昔、アメリカ合衆国がイギリスから独立した際に、当初から存在していた13州のひとつでもあり、いわば「アメリカ合衆国の歴史の一部」といっても良いような、古い州になります。

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ノースカロライナ州の東の端には半島があり、そのあたりはアウターバンクスと命名されているのですが、東側に大西洋を臨み、西側はパムリコ湾やロアノーク湾を擁する内海となっていて、そこに、ロアノーク島という小さな島があります。ここには、かつて「集団失踪事件があった」という伝承があり、今も解明されていない、といいます。

 

航海の難所

ロアノーク島は、長さ8マイル(約12キロメートル)、幅2マイル(約3キロメートル)からなる、それほど大きくない島です。アメリカ本土とバリアー諸島の間のナグスヘッドという場所にほど近い場所に位置し、本土からはアメリカ国道64号線という幹線道路が通っていて、ノースカロライナ州デア郡の、主要観光地としても知られています。

付近の大西洋は、古くから「航海の難所」としても知られており、全米で一番高いとされるハッテラス岬灯台と、ルックアウト岬灯台が今も存在しています。このようなのどかな環境で、「集団失踪事件」という、穏やからしからぬ事件があったことは意外なのですが、解明されていないこともあって、未だに関心を集め続けているのです。

この場所はまた、かつてイングランドが大国であった時代に、北アメリカ大陸で初めて植民地とした場所でもあり、ロアノーク島では今でも、植民地跡を確認することができます。

 

イングランド人開拓地の設立場所

ロアノーク島は、イングランドがまだ未開であった北アメリカを開拓しようと、植民地化を試みた最初の場所であり、いわば「イングランド人開拓地の、最初の設立場所」でもあります、

アメリカ開国後の19世紀に勃発した南北戦争等を含めた、ヨーロッパ系アメリカ人の歴史上で、非常に重要な位置付けがなされています。

この「最初の開拓」をおこなったのは、当時のイングランドの延臣(「朝廷に仕える臣」を意味していて、当時はイングランド女王エリザベス1世の寵臣として知られていました)であり、詩人、探検家でもあった、ウォルター・ローリーという人物でした。

当時の世界は、今のように各国が地球全体を把握している状況ではなく、新たに大陸を発見するための公開が頻繁におこなわれていて、歴史上「大航海時代」とも称される時代でした。

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カテゴリ: その他

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