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チャネリング:東北地方に伝わるイタコ伝説とチャネリング

チャネリング

チャネリングにはコンシャス・チャネリング(チャネラー=チャネリングをおこなっている当人が意識のある状態で、過去または未来を見通す行為)と、アンコンシャス・チャネリング(チャネラーがトランス状態や催眠状態になっていて、意識がない状態でチャネリングをおこなっている状態)があるようです。

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日本のイタコとチャネリング

後者を行使するチャネラーのひとつに、日本の青森県に古来から伝えられているイタコが存在しています。
イタコは、自分自身の口で、死者の思いを伝えることができる、といわれていますが、その際には、イタコ自身が個人的に知るはずのない死者の記憶や、通常に生きている人間には言及することのできない未来に起こる事象の予測などをおこなうことができる、とされています。
イタコによるチャネリングも、いわゆる勘や第六感、予知能力のひとつなのでしょうか。

 

半盲目または盲目であることが多い

イタコによるチャネリングは、古来「口寄せ」と呼ばれており、その対象はもっぱら死者であるため、イタコはチャネラーというよりも「霊能者」と評されることのほうが多いようです。

青森に限らず、東北地方全域にイタコ伝説は存在しているようで、岩手県のオガミサマをはじめ、山形県のオナカマ、福島県のミコサマなど、さまざまな呼び名があるようです。

イタコによるチャネリングは、「死者の魂が、イタコを媒体にしてよみがえる」といった捉え方をされることが多いのですが、クライアント、つまりイタコに口寄せを依頼する側への洞察力という面でも非常に優れており、そういった意味ではイタコは「心理カウンセラー」としての側面も持っている、といえそうです。

このことは、心理カウンセリングをおこなうことができることが、チャネリングをおこなうことができることと何らかの関連を持っていることがうかがえます。
ひいては勘やアーティスティックな才能が、「クライアントの意図をより正確に読み取る力」である可能性もある、といえそうです。
さらにイタコは盲目であったり、半盲目であったりすることが多いことも、洞察力との因果関係を暗示しています。

 

予知能力の本質

このように考えると、予知能力というものが、実は「クライアント=過去や未来の事象をより知りたいと願っている依頼者(チャネリングをおこなう自分自身である可能性もあります)」に対して、ある意味サービス業的なアプローチで、依頼内容を提供する行為を指している、ともあれ、提示する内容が正確であればあるほど、依頼者の満足度が高くなり、信頼性や信ぴょう性も高まっていくのではないか、と考えられます。

つまり、予知能力の本質、ひいてはチャネリングの本質が、実は「相手の意図を正確にくみ取る力である」、という仮説をも組み立てることが可能になってきます。
このあたりの考察は別の機会に譲るとして、チャネリングと予知能力は、依頼者=自分自身または第三者がいてこそ成り立つものである、といえそうです。

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カテゴリ: その他

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