> >

【アカシックレコード】その概念は時空を超えて様々な国に存在した?

アカシックレコード

古代インドで使用されていたサンスクリット語の「アーカーシャ」をルーツに持つキーワードであるアカシックレコードは、地球上の歴史や事件、そこに住む人間の感情など、森羅万象すべての事象、さらに地球を取り巻く宇宙や、人間が認知していない領域の事象まで、すべて記録されているといわれています。いわば「世界記憶」のような概念です。

スポンサードリンク

 

 

アカシックレコードの起原は?

アカシックレコードという言葉が使われだしたのは、およそ19世紀頃である、といわれていますが、類似した概念は、もっと以前からすでに世界中の人々の間に根付いていました。日本でも、かの剣豪宮本武蔵が著した「五輪書」に、関連事象が記されている、といいます。

 

アーカーシャの概念とアカシックレコード

アカシックレコードの「アカシック」は、サンスクリット語の「アーカーシャ」の英語変化形なのですが、原語であるアーカーシャには、「虚空」、「空間」「天空」などの意味合いがあります。

古代インド哲学では、宇宙を含むあらゆる世界の存在を構成している要素として、「五大」という概念を持っていて、その中身は「地」、「水」、「火」、「風」、「空」となっています。アーカーシャはそのひとつである「空」を指しています。

この「五大」という考え方は、江戸時代には日本にも存在していたようで、江戸時代初期にあたる、16世紀頃の剣術家である宮本武蔵が著したという「五輪書」には、インド哲学の「五大」と相当に類似している、といいますか、そのものずばりの「地・水・火・風・空」がそのまま記載されています。

明治時代より前の時代には、「五輪書」という呼称ではなく、「地水火風空の五巻」や「兵法得道書」と呼ばれていたことを考えても、インドの「五大」、そのひとつであるアーカーシャ、ひいてはアカシックレコードの考え方に、非常に類似している、といえそうです。

 

中国の五行思想も5要素

さらに驚くべきことに、古代中国(紀元前300~200年頃)に存在していたという「五行思想」という概念でも、中身は異なるものの(五行思想では、四季の変化の説明を中心に、当時から認識されていたという水星・金星・火星・木星・土星といった惑星になぞらえて、万物の構成要素を説明しようとしていました)、ものごとの構成要素を、元素的な5つに集約しているところ、またそれが人間の精神性にも関連しているところなどが、古代インドの「五大」や宮本武蔵の「五輪書」の概念に酷似しています。

まったく時代も国も違う中で起こっているこの類似は、アーカーシャやアカシックレコードが、まだその正体は検証されていないものの、人間の存在に対して、非常に本質的な概念であり、解決すべき課題であることを示している、といえそうです。

このエントリーをはてなブックマークに追加


スポンサードリンク
スポンサードリンク

カテゴリ: その他

Comments are closed.