> >

経験則だけでは語れない…直感・第六感の正体を探る!


21世紀に入ってから、某大手SIerが中心となって進めたという「将棋における脳内活動の探索研究」プロジェクトでは、プロ棋士とアマ棋士とでは、対局する際に動きを見せる脳の部位が異なることがわかりました。

誤解を恐れずに簡単にいえば、「プロ棋士のほうがより習慣化した知識(スキルと言い換えることもできます)基づいた動きをし、アマ棋士は習慣化が不十分な要素での判断をおこなっている」、ということでした。

客観的にみてプロ棋士の能力、ひいては「第六感」が、経験則に基づいて習慣化したものの顕在化であったとするならば、なんらかの方法で、普通の人々も「第六感」に近い能力をコントロールできるようにもなるのではないでしょうか。

とはいえ、経験則だけでは「第六感」の説明としては、不十分な印象です。

スポンサードリンク


 

天才と呼ばれる人々には経験があったのか?

プロ棋士が対局する際に主に使っている脳の部位が、人間の習慣に深く関連している部位であったことで、「経験則の豊富さ」という要素がクローズアップされましたが、一方で、これまでの歴史において天才と呼ばれた人々、また「超能力や霊能力を持っていたとされる人々」が、誰もが人より経験則が非常に多いわけではなかったことは明らかです。たとえば世にいう天才は、大変幼いころからその能力を発揮していた、という例が少なくありません。

プロスポーツ選手などを指してよく評される「天才的センスの持ち主」という表現の中で取りざたされている「能力」も、幼少の時から発揮されるものであることはよく言われているところですが、もしかしたら、人より優れた指令を肉体に出し、なおかつそれを処理しきれる、実現できるところまで持っていく、という能力全体が「第六感」であり、そのメカニズムを網羅的に可視化しない限り、全てを解明することは難しいのかもしれません。

 

人工知能に活用される価値がある「第六感」

このプロジェクトを進める大手SIerの究極の目的はなんでしょう。おそらく答えは「AI=人工知能へのノウハウ適用」であることが想像できます。

近年、AIに関する研究が盛んにおこなわれており、スーパーコンピュータと人間の対決なども、将棋以外の世界でも見かけることが多くなっています。

コンピュータシステムというものは、結局のところ「人間の脳の究極コピー」がゴールであり、現段階のAI技術は、まだまだ人間の脳の働きには到達できないでいます。「第六感」もまた、人間が持っている特殊な脳の働きのひとつとして、これからもまだまだ検証の余地がある領域であることは、間違いなさそうです。

このエントリーをはてなブックマークに追加


スポンサードリンク
スポンサードリンク

カテゴリ: その他

Comments are closed.