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新説:第六感は遺伝子に起因する?ピエゾ2遺伝子とは

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古くから人間や動物に備わっているといわれている「五感」を超える「第六感」という力の存在は、いまや多くの現代人にとって、それほど絵空事ではないところで捉えられています。

多くのオカルティックな事象は、ごく一部の熱狂的な論者によって成り立っている例が多い中、第六感は、かなり多くの人々にとって、何らかの覚えがある、または何らかの力が働いていると思わせる「何か」がある、といえそうです。

この第六感について、最近「遺伝子によるものではないか」という説が浮上しています。

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ピエゾ2遺伝子の役割

現時点ではあくまでも仮説でしかない可能性はあるものの、いわゆる「第六感」が、遺伝子につかさどられているという説は、斬新かつ科学的で現実性のある説として、多くの識者や学者にも受け入れられているようです。

この説は、『ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』という科学誌で、アメリカの医学者のチームによって発表された説のようです。これによると、「人が目隠しをしたまま、とある物の場所を正確に把握できたり、目を閉じたまま目覚まし時計のスイッチを消すことができるのは、人に対する機械刺激をつかさどる役割を持っているピエゾ2という遺伝子が存在しているからである」と主張しています。

 

「あたりまえの事象」と「第六感」

この説には、「手足がどこにあるか把握できている」「目隠しをしたまま体に触れられても認識できる」「目隠しをしていても、せまい周辺であれば何の問題もなく歩き回ることができる」といった、一見「第六感」とはかけ離れた事象も取り上げられています。しかし注目すべきはこれらの「あたりまえの事象」が、この説で取り上げているピエゾ2遺伝子に何らかの欠陥がある人々の場合には「実施できない」ということが述べられている点です。

この主張では、ピエゾ2遺伝子が「目を閉じていてもあたりまえにできる事象」に何らかの影響を与えていることが逆説的に述べられています。つまり、「目を閉じたまま何かをおこなう」にはピエゾ2遺伝子が必須である、ということです。

 

第六感はほとんどの人が備えている力

「あたりまえの事象」とは、「ほとんどの人がなんなく実行できること」を指すのですが、ピエゾ2遺伝子に欠陥を持っている人は、非常にまれなのだそうです。ということは、ほとんどの人が「目を閉じたままあたりまえにできること」こそが、第六感につながる「五感以外の能力」に他ならないのではないでしょうか。

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カテゴリ: その他

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