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物理学者アイザック・ニュートンのライフワークは錬金術だった?

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現在において「自然科学界における史上空前の天才」と称されるアイザック・ニュートンは、1642年にイングランドで誕生し、若干20代の時期に、「万有引力の法則」を発見しています。自然科学の分野で、ニュートン以前の大天才というと、紀元前200年頃に生きていたという古代ギリシャの物理学者であるアルキメデスにまでさかのぼらなければならない、とされています。

そんなアイザック・ニュートンのライフワークが、実は物理学だけではなく、錬金術も含まれていたことは、あまり知られていません。物理学と錬金術、一見相反する要素に思われますが、ニュートンにとっての錬金術とは、どのようなものだったのでしょうか。

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IPS細胞やSTAP細胞の事件が示した事実

近年の日本において、IPS細胞やSTAP細胞という、一般的にはなじみのないキーワードが、ある事件によって広く知られることとなりました。「研究成果の不正ねつ造事件」です。

この事件は、週刊誌などで大々的に取り上げられ、職を失う人が続出したり、自殺者が出たりと、半ばゴシップ的なイメージで広く浸透しましたが、もともとは科学の領域のキーワードです。

簡単にいえば、STAP細胞とは「万能細胞」、つまり「どんなものにでも生まれ変わることが可能な細胞」、とのことです。IPS細胞も然りで、皮膚や血液などから、さまざまな細胞を作り出すことができるといういわば「万能細胞」で、21世紀になって、マウス実験などで立証されている、れっきとした科学分野の事象のひとつです。

しかし、まだまだ未知の領域を抱えた細胞であり、未だ研究途上といえるテーマです。こういったテーマが、科学者ではない、専門家ではない大勢の人々の中に放たれた場合に何が起こるかを、この事件は示したのではないか、と思われます。

 

ニュートンと錬金術の関係が伏せられていた理由

アイザック・ニュートンの一般的なイメージとしては、「きわめてユニークな優れた科学者」であり、「科学や物理学の偉人」のひとりです。それこそ教科書に載ったり、歴史的な偉人として各種メディアに取り上げられたり、といった側面ばかりが先行していました。

しかし近年、ニュートンと錬金術の関連を示す文書が発見されたことで、先の述べた万能細胞の事件と同様に、科学者の間での議論だけではなく、むしろ科学の専門家以外の多くの人々の間で憶測や噂を呼び、大小問わず真偽が折り重なった状態でのエピソードが、大量に発生する事態となりました。

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カテゴリ: その他

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