> >

念力と2000年以降に広まった「ブレイン・マシン・インターフェース」

念力

念力は、「体や道具を使わず、念じるだけでモノを動かす超能力」として認識されていますが、科学の世界において「念じること」とはつまり「脳の働き」であり、「脳が自分自身の体を動かすためになんらかの指示を発信している」という仮説のもと、脳内の電気信号の存在が確認されています。このしくみを使った概念として、「ブレインマシンインターフェース」というものがあります。

スポンサードリンク

 

 

2000年以降に広まったブレイン・マシン・インターフェース

ブレイン・マシン・インターフェースとは、脳信号を読み取って、機械やコンピュータにダイレクトに伝達する技術、またはその概念を具現化したプログラムおよび機器などを指している言葉で、原語(Brain-machine Interface)の頭文字をとってBMIとも呼ばれています。この技術は、およそ50年に渡って研究されていて、2000年頃から工業技術や医療技術などにも現実に応用されています。原理としては、脳が自分自身の肉体に指示を発信する際に発生するという「脳の神経ネットワークに流れる微弱な電流から発信される脳波」を電気信号に変換し、そのまま機械やコンピュータのインプットとする、といった方法です。

 

 

スターウォーズに登場する「フォース」は念力?

ブレイン・マシン・インターフェースの原理やアイデアは、テレパシーをはじめ、サイコキネシスやテレキネシス(この二つは念力と訳されることが多いものです)といった「思考するだけで物理的な影響を発生させる」という超能力と、何ら変わることはありません。

 
1977年に公開された人気アメリカ映画「スターウォーズ」では、フォース(「力場」という日本語に訳されています)という一種の念力が登場します。フォースは、数多く作られているシリーズの全編を貫く大きなテーマのひとつとして取り扱われており、例えば「目隠しをした状態で、標的を打ち落とす」、あるいは「刀のようなもの(ライトサーベル)を使って、目隠しをして切り捨てる」、といった場面が、ドラマの中に効果的に取り入れられています。映画ではない現実世界においても、フォースに匹敵するともいえるブレイン・マシン・インターフェースの技術が着々と進化しています。

 
また、ブレイン・マシン・インターフェースは、超能力界隈の事象としては例外的なものとして、科学技術のみならず、サービス産業の分野でも、かなり注目されている技術です。このまま技術革新が進んでいけば、スターウォーズで描かれているような「フォースの世界」は、病院や家電店などで、当たり前のように使われるようになるかもしれません。

このエントリーをはてなブックマークに追加


スポンサードリンク
スポンサードリンク

カテゴリ: その他

Comments are closed.