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念力はトリックなのか。存在を認められている超能力

念力

超能力は、その名のとおり「人間の常識的な能力を超えたところの特殊能力」を指しているものであり、そのほとんどは科学的には立証できていない、つまり「常識的にはあり得ないもの」、とされています。
しかし、今では常識となっている地球の自転を、17世紀に「天動説」と名付けて猛反発を受けたガリレオ・ガリレイ然り、同じく17世紀に「万有引力の法則」を発見しましたが、なかなか認められなかったアイザック・ニュートン然りで、必ずしも「多くの人が立証できないこと」が、真実(または絶対的な真理)であるとは限りません。超能力の中でも、とりわけ「トリック説」が根強い、念力について考察していきます。

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トリックで実現できそうな「念力」

超能力の中でも、例えばテレパシーは、「会話というコミュニケーション手段を使わずに、相手に考えを伝えることができる能力」とされていますが、外国人から見た日本人のイメージ(「以心伝心」という表現がぴったりきそうです)は、まさに「テレパシーを駆使している」、ととられることもあるように、常識的な認識の中でも「ある意味」存在を認められている超能力のひとつです。

 
また、予言の類、つまり「未来を見越したり、過去についても見てきたかのように語ることができる能力」も、状況判断に優れていたり、統計的な傾向に照らしあわせることで実現できる可能性が高い、という理由で、特殊能力ではあるものの、ある程度「市民権を得ている超能力」である、といえます。
しかし、「物理的に見えないものを見ることができる」という透視能力や、「物理的に触れていないものを、意志の力だけで動かすことができる」という念力などは、なぜかトリックやマジックといった説明をされることが少なくありません。

 

 

スプーン曲げ以外にも「磁石人間」が存在している

かつて日本でも話題になった「スプーン曲げ」という念力実験は、超能力として大きな話題となると同時に、多くの人々の間で「トリック説」も広まりました。現在のネット社会に例えると、当事者ではないにもかかわらず、「○○の気持になったことがあるのか」といった匿名の大勢からの意見が、世論や常識として捉えられる現象に似た状況に、社会全体が陥ったのです。
日本においての念力のイメージは、ある意味この時期にトリックとして定着してしまった、ともいえます。この結果、大半の人々の深層心理の中に、「超能力者を自称する人は、原則インチキとみなす」といった意識が芽生えたのではないか、と考えられます。しかし世界には、スプーン曲げだけではなく、「磁石人間」という特殊な事例も報告されています。

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カテゴリ: その他

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