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六次元弁証法~念写・透視の背景にある思想とは


 
明治~大正時代の超心理学者、福来友吉氏と、同郷(岐阜県高山市)で同じく超心理学者として福来博士の研究を受け継いだという山本建造氏を中心に、念写およびその背景にある人間の可能性への研究が長年おこなわれてきました。その精神は、今も有識者に引き継がれています。

特に、山本建造氏が提唱した「六次元弁証法」は、アメリカでの哲学博士号の取得という事実からも類推できるとおり、学術的にもかなり興味深い仮説となっています。

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福来博士記念館を建設した山本健造

山本健造氏は、福来博士らによる念写の実験がおこなわれた1911年に岐阜県高山市で生まれ、福来博士同様に超心理学の分野の研究をおこない、1956年には高山市に福来博士記念館を建設しています。また、同じく高山市内に福来博士の研究を引き継ぐ形で飛騨福来心理学研究所を創立、1983年にはその研究成果が学術的に認められ、財団法人化されています。

山本氏は、念写をはじめとした超心理学やスピリチュアリティといった領域のメカニズムの研究解釈を「六次元弁証法」としてまとめ、後にアメリカで哲学博士号を授与されています。

 

六次元弁証法とは何か

山本氏の提唱した六次元弁証法とは、アメリカの専門的な学会でも評価されているように、実態としてはかなり難解な学術的解釈による解説が必要なものです。

ここでは簡略化して説明すると、通常私達が暮らしている三次元空間(縦、横、高さから構成されている、いわゆる「立体的な空間」です)に、時間の概念を加えると四次元になりますが、念写や透視、テレパシーといった「人間が持つ超能力」を説明するために、さらに「志向」と「エネルギー」という概念を加えて、六次元の存在を前提に、「絶対真理」、つまり「矛盾のない科学的な原理」を説いているものになります。

もっと簡単にいえば、「物理的にに存在するものと、志向やエネルギー(「やる気」や「感じる」といった抽象的なもの)」を並列に捉えることで、科学的には解明できないような不思議な現象を説明しようとする理論です。

 

念写や透視は科学的に説明できる?

物理学の世界で有名なアインシュタインの相対性理論は、四次元世界を前提に世界的に認識されている概念ですが、超能力を説明するための六次元弁証法は、まだまだ研究途上である、といえます。

しかし、この分野の研究は、現時点で科学的な説明が困難な念写や透視といった現象が、数学や物理学のように、明確に説明できる可能性を秘めています。この分野の研究の動向には、今後も注目したいところです。

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カテゴリ: その他

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