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五感を超える驚異の超能力!「念写」とはどんなもの?

予知夢
 
昔から人間には、五感を越える能力の存在、つまり「超能力」を持っているに違いない、と信じられ、伝えられてきました。超能力は、「見る、聞く、感じる」といった一般的な能力ではなく、念じるだけでコミュニケーションが取れるというテレパシーや、物理的に見えないものを見ることができる透視等といったものが知られています。テレパシーや透視と並んで、存在の可能性が語られ続けている超能力に、念写というものがあります。

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念じることで写真を写す

念写とは、「心の中で念じたり、思ったりしたものを、(カメラの)フイルムや印画紙などに描き出すこと」を意味しており、英語では「Thoughtography(ソートグラフィー)」、または「Projected thermography(プロジェクテッドサーモグラフィー)」と命名されています。数々の事例が報告されているものの、未だ科学的には解明されていない能力なのですが、念写の概念自体は、日本で発見されたといわれており、その起源は1910年までさかのぼります。

 

発見者は福来友吉博士

発見者は、明治2年生まれの日本人で、東京帝国大学(現在の東京大学)助教授にして心理学者である福来友吉博士である、といわれています。福来博士は、超能力を含む超心理学の分野の研究も熱心におこなっていたといい、こんにちにおいては世界中でもその存在が研究され続けている「念写の概念」を初めて発見した人物として知られています。博士は、1910年から数年間、透視の研究をおこなうなかで、事実として透視を立証しようとする過程において、念写の概念を発見したようです。この過程をまとめて、1914年には『透視と念写』という著書を発表しています。

 

科学的な立証はできず追放の身に

博士は、透視や念写を実際におこなうことができる人物、つまり「超能力者」を探し出し、超能力を立証する目的で、膨大な時間をかけた研究や、数々の公開実験を重ねました。1910年代の数年間は、著書の発表も含めて、博士がもっとも精力的かつ科学的な側面からの念写研究をおこなっていた時期である、といえそうです。

しかし、念写についての科学的な根拠を示すことができず、かたや東京帝国大学助教授としての身分もあり、学会から警告を受けたり、世間の批判を浴びたりすることになったようなのですが、博士は信念を曲げず、念写が事実であるという主張をし続けています。そして最終的には、東京帝国大学を追放されるまでに至ってしまうのです。

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カテゴリ: その他

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