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サイコメトリーとアカシック・レコード。催眠状態にアクセスできる?

サイコメトリー

 

サイコメトリーの概念を考えるうえで、検証すべき観点は大きくふたつ存在します。ひとつは「物品や生物に残留している思念、または記録」という観点と、「思念や記憶を読み取る能力」という観点です。
超心理学の世界では、前者はアカシック・レコードと呼ばれ、後者はサイコメトリー(またはアカシック・リーディング)と呼ばれています。サイコメトリーの実在可能性を検証する大前提として、アカシック・レコードが存在していることが必要である、と考えられます。

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アカシック・レコード=霊的な記憶庫?

アカシック・レコードとは、現時点では科学的な根拠はない、とされているものの、近代神智学やニューエイジ界隈の用語として、しばしば使用されています。その意味を簡単に説明すると、「宇宙を含むすべての事象や思念、感情等が貯蔵されている、一種の世界記憶庫」という意味合いで、もしこれが存在し、かつアクセスすることができるならば、サイコメトリー能力を説明することが可能となります。
神智学の影響を受けたという、有名な心霊研究家のエドガー・ケイシー(1877~1945年)は、アカシック・レコードとの交信を、催眠状態で実施していた、ということです(交信の記録は、1万件以上にのぼるそうです)。「催眠状態でないと、アカシック・レコードと交信できない」というところにも、サイコメトリー能力のヒントがあるのではないでしょうか。

 

メスメリズムによる催眠状態で現れる別の人格

また、19世紀のフランスの医師であるフランツ・アントン・メスメルが提唱したメスメリズムに端を発している催眠療法は、その後スコットランドの医師、ジェイムズ・ブレイドによって近代医学のベースとなりうるところまで高められた治療法ですが、先ほどお話したエドガー・ケイシー氏は、催眠状態になった際には、別の人格や能力を発揮することができたといい、催眠状態でのみ働く脳の機能が、アカシック・レコードへのアクセスのポイントとなることが考えられます。

 
読み取る対象としてのアカシック・レコードの存在と、読み取る側の能力としてのサイコメトリー、そしてその能力を引き出すための必要要素である催眠状態、これらの因果関係を明確に示すことができたならば、サイコメトリーを科学的に説明することが可能となります。さらに、サイコメトリーの名付け親である、アメリカのジョゼフ・ローデス・ブキャナンは、残留思念を外部に発散するためのエネルギーを「神経オーラ」と呼んでいます。これら多くの謎を解き切り、サイコメトリーを解明するには、いましばらく時間がかかりそうです。

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カテゴリ: その他

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