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サイコメトリーを発見したジョセフ・ローデス・ブキャナンの研究

サイコメトリー

 

サイコメトリーは、超能力の中でも謎が多く、「その実態が科学的に解明されていない」、という側面においては、研究対象として今も注目を集め続けている題材でもあります。サイコメトリーというキーワードの由来として、「19世紀にある医師の研究によって発見され、それまで漠然とした事象としてとらえられていた概念が、サイコメトリーと名付けられた」、という説があります。

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アメリカの医師ジョセフ・ローデス・ブキャナンが名付け親?

サイコメトリーの発見について、詳細な記録は残っていないのですが、有力な説として、19世紀のアメリカはケンタッキー州の医師、ジョセフ・ローデス・ブキャナン(1841~1899年)によって発見・命名された、といわれています。サイコメトリーという言葉は、ギリシャ語の「psyche(魂を意味します)」と、「metron(測定を意味します)」との組み合わせによる造語として作られたようで、「魂の測定」とは、まさに「言い得て妙」です。

 

 

神経オーラの研究をおこなっていた

ブキャナン氏は、サイコメトリーという概念を言語化したことのほかにも、専門的な研究対象として、「神経オーラ」を取り扱っていました。
「感受性」や「霊能力」など、超心理学的かつ神秘的な要素として語られることの多いオーラ(人間から発せられる何らかのエネルギー)という概念は、宗教画や神の像における後光、奇跡の実行における発光現象など、宗教世界においては相当古い時代から取り沙汰されていたのですが、ブキャナン氏は、医師という立場で、人間がもつ「感受性」や「エネルギー」といったものの発露として科学的医学的に「実在するもの」と仮定したオーラを研究し、それらをより実態に近い名称である「神経オーラ」と命名しています。

 

 

研究対象を明確にする功績をあげた

ブキャナン氏の命名と問題提起によって、それまで多くの人が感じてはいたものの、事象の原因や対象が明確でないが故に、はっきりしない疑問でしかなかった「残留思念」や「オーラ」は、それぞれ「サイコメトリー」、「神経オーラ」と命名され、これによって医学的科学的な研究対象としての準備が整えられた、と考えられます。

 
そして命名者であるブキャナン氏自身も、この謎の事象についての研究を、精力的におこなっていました。
彼は、人間の感受性や神経エネルギーの放出と、物品の背景を読み取る能力であるサイコメトリーは、なんらかの因果関係がある、と考えたのです。「触れるだけで物品や人間の背景や歴史がわかる」という能力は、まさに聖書をはじめとした宗教関連の書籍における「奇跡の記録」にも直結します。

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カテゴリ: その他

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