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物理学から見たパラレルワールド:もうひとつの事実は実在する?


 
パラレルワールド(並行世界)を量子力学的な観点と、宇宙的な視点で考えた場合、「パラレルワールドの完全否定はできない」、という結論が導き出されます。パラレルワールドは相互に関連しあった存在であったとすると、例えば人間がとあるアクションの結果として何通りか考えた場合には、それぞれが可能性としてありうる存在といえる、つまりある種「もうひとつの事実」といったような位置付けである、といえます。

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重力や電磁波はパラレルワールドからのメッセージ?

パラレルワールドが相互に関連しあっている、という説は、オーストラリアのマイケル・ホール博士をはじめとして、比較的古い時代から学術的にが提唱され続けている概念ですが、博士が新たに提唱した「多世界相互作用理論」では、従来から存在し、ほとんどの人々に常識として信じられている「現実唯一論(つまりニュートン力学)」と、パラレルワールド存在の可能性を、物理的な側面から支持しているとされる「並行世界論(量子力学)」について、両方共存しうるものである、としています。この説では、「重力や電磁波、更にその強弱」といった、その根拠や原因が明確になっていないさまざまな力が、「パラレルワールドを存続、立証するための、複数の並行世界が相互に作用するための力である」、としています。

 

月や大気が原因とするニュートン力学に対する疑問点

ニュートン力学などに代表される、「常識的に捉えられている概念や法則」が、実は物事のたくさんの可能性のひとつである、とは考えられないでしょうか。科学はこういった仮説から生まれていくものなのですが、現代のおいて常識的とされる引力の原因が、月や大気であると絶対的にいえるかどうかは、(特に市井の人々にとっては)常識的な通念でしかありません。科学の根拠は、つきつめると「より多くの人間が認識している仮説のひとつ」であるといえるかもしれません。

 

検証が進んでいく可能性

このようにパラレルワールドは、既に常識化している科学に対して「否」または「可能性」を示している、将来的に解決が必要な大きな命題である、と考えられます。ミクロな物理の世界、宇宙的な視点における実現可能性、それに「多くの科学的な常識に対して懐疑的な視点を持ち続け、常に認識検証を継続することの重要性」をも示しています。これまでの人類の数百年、数千年が示すように、パラレルワールドのような「未だ着地していない概念」は、今後も「共通認識」に向けた検証が進んでいくことでしょう。

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カテゴリ: その他

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