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呪われし宝石?伝説化した「ホープダイヤモンド」とは?

サファイア
 
ホープダイヤモンドの伝説をご存知でしょうか。ホープダイヤモンドとは、その名のとおりダイヤモンドの宝石であり、何世紀も前に発見されて以来(発見については諸説存在していますが、7世紀頃が一般的です)、長い間多くの人々の話題になり続けた、世界でも類の見ないような、非常にユニークな特性を持った宝石です。その特異性・希少性ゆえに、多くの映画やドラマ、アニメ作品などにも取り上げられ、世界的にもっとも有名な宝石のひとつに数えられています。

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実在するダイヤモンドの宝石

ホープダイヤモンドは、実在している宝石で、現在もアメリカのスミソニアン博物館のなかの、国立自然史博物館に所蔵されています。宝石としてのダイヤモンドは、その類稀なる美しさから、装飾品の中でも高い位置付けをもって、古来より世界中で取り扱われ続けています。輝きを定量的に示す単位として「カラット」というものがありますが、カラットの値が大きいほど高値で取引される傾向があり、青色の輝きを放つブルーダイヤモンドは、更に希少価値があるものとされています。ホープダイヤモンドは、希少価値の高い青い色を持ち、約45.5カラットと計測されています。

 

価値は数百億円?

ダイヤモンドの価格の目安としてよくいわれているのが「重さの二乗に比例する」、というものです。たとえば1カラット(およそ0.2グラム程度であるとされています)が50万円だとすると、2カラットは重さの二乗×50万円なので200万円、3カラットは1カラットの9倍の450万円、ということになります。ホープダイヤモンドは、重さ9.1グラム、45.52カラットといいますから、なんと数百億円以上の価値がある、ということになります(重さが1カラットの455倍なので、推定価格が1カラット×455の二乗、という計算です)。

 

数々のエピソードを持つホープダイヤモンド

ホープダイヤモンドは、ダイヤモンドの中でも希少価値の高い、なおかつ価格的にも尋常でないものであることがおわかりかと思いますが、それゆえに、数世紀前から現在に至るまで、非常に多くのエピソードを残しています。これほどの宝石が、一般人はともかく、古来の国王や大富豪といった、世界中の要人の間でも、話題にならないはずはありません。このためホープダイヤモンドは、実際に高貴な人々にまつわる数多くのエピソードを提供してきていますが、中でも特徴的なのは、ホープダイヤモンドの逸話の大半が、いわゆる「呪いの伝説」であることで、このことが、ホープダイヤモンドの伝説化に拍車をかけている、といえそうです。

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カテゴリ: その他

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