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発見されていない南極大陸が?メガラニカ大陸とピーリー・レイースの地図

メガラニカ大陸

 

メガラニカ大陸は、マゼラン海峡を発見した、16世紀の探検家であるマゼランにちなんで命名された、かつて「南半球に存在している」、と信じられていた、巨大な大陸(の仮説)なのですが、同時期に別の国の人物が作成されたとされる地図には、その時点では発見されていなかったはずの、南極大陸と思われる大陸が表現されている、といわれています。

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オスマン帝国の軍人ピーリー・レイースによる地図

この地図は、ピーリー・レイースの地図と呼ばれ、オスマン帝国の海軍の軍人であるピーリー・レイースが、1513年に作成した、といわれています。
地図はガゼルというウシ科の動物の皮から作られたという、羊紙に描かれており、インド洋を表現した側の右半分は紛失していて、現存しているのは大西洋側のみとなっているそうです。
マゼランが世界一周を敢行したのが1522年ですので、この地図が作成されたのは、さらに10年ほど前であった、ということになります。

 

 

ピーリー・レイースの地図はオーパーツか?

マゼランが南半球に足を踏み入れたのが1522年にもかかわらず、ピーリー・レイースの地図では、南半球の陸地が表現され、現在南極大陸の北岸として認知されている地域、さらに現在判明している陸地の全貌が、かなり現状に近い形で描写されている、とのことです。
南極大陸は、19世紀にキャプテン・クックによって発見され、その後全地形が明らかにされたのが1920年であることから、1500年代に南極大陸が描かれていることは不自然であり、「時代にそぐわない物品」、つまりオーパーツである、というのです。

 

 

メガラニカ大陸ではないか

ピーリー・レイースの地図の不自然な点として、南極大陸のほかにも、南北アメリカの記載の正確さや、地形の歪みの記載の仕方が、18世紀に開発されたクロノメーターを使ったような正確な緯度、経度が描かれている、というところがあげられます。
これらが、あたかも「南極の全貌を完全に把握したうえで描かれている」ように見える、との主張が「オーパーツ説」の根拠なのですが、時代背景として、メガラニカ大陸の伝承の存在があるのではないでしょうか。

 
メガラニカ大陸への探求、仮説についての机上検証は、実際の南半球探検と合わせて、熱心におこなわれていたと考えられます。
その結果、あくまでもメガラニカ大陸の仮説として作成した地図が、偶然の一致を見ている可能性もあります。
今後の調査の展開に期待したいところです。

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カテゴリ: その他

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