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(後編)南米ボリビアのエル・フェルテ遺跡にあるUFO石とは何か

エル・フェルテ遺跡

 

南米地域は、かつてからオーパーツの宝庫として取り扱われていますが、過去の遺物や遺構についての説明が十分になされないことの大きな原因のひとつとして、当地の古代文明は、いずれも文字をもっていなかったことがあげられます。
このため史実や文化は、残された絵画や彫像、地層調査などから推測するほかはなく、世界各地の他の古代文明との比較においても、未知の部分を多数残しています。

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異星人関与説も存在している

現代科学で説明がつかない部分については、異星人説もまことしやかに語られるようなケースも多く、南米ボリビアにあるエル・フェルテ遺跡、通称サマイパタの砦も、現在の状況についての科学的な説明がつかないことから、「UFOの発着施設」説が、長い間ささやかれています。
この説は、古代宇宙飛行士説と関連付けて語られています。

 

 

異星人が人類を創造したという説?

古代宇宙飛行士説は、1960年代のUFO研究ブームの頃あたりから語られ始め、1970年代にはスイスの実業家であるエーリッヒ・フォン・デニケン氏のよって、オーパーツを含むさまざまな過去の謎を、超古代に来訪した異星人と結びつけて説明したことから、一般的に広まりました。
異星人が数々のオーパーツを製作し、猿から人類をも創造した、というのです。

 
この説には、キリストが異星人(または宇宙人)だった、といった、かなり突飛ともいえる説も含まれていました。
この仮説では、それまで説明のつかなかったようなオーパーツについての原因や目的について、ある一定の根拠を与えることには成功しているのですが、残念ながら、確証を得るための検証が十分ではない状況です。

 

 

エル・フェルテ遺跡の頂上の岩の形状から推測

エル・フェルテ遺跡を製作したのが異星人であったという前提で、遺跡の頂上の形状(傾斜付きの平行な溝で構成されている円)が、UFOの発着陸に使用されていたのではないか、というのです。
このため頂上付近の岩は、UFO石と呼ばれるようになりました。
ただし前述のとおり、史実を正確に表すような記録が存在していないため、「砦」という呼称がついているものの、軍事的な目的で使われた形跡もまた、見つかっていません。

 
このため大方に信じられている説としては、「古代の宗教儀式に使用されていたのではないか」、というところに落ち着いています。
この場所は、発見当初は自由に出入りができていたのですが、後年保護のために世界遺産登録がなされ(1998年)、現在は見学のみ可能、とのことです。

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カテゴリ: その他

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