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(前編)イタリアで見つかったヴォイニック写本の謎。未だ未解決!

ヴォイニック写本

言語は、英語や日本語をはじめ、世界各国でさまざまな種類が存在しています。
その総数は諸説ありますが、約6900ほど種類がある、といわれています。
国によってもひとつではなく、例えばオーストラリアには、270ほどの言語が存在する、といわてれています。
その他にも、未だ公になっていなかったり、一般的に認知されていないような言語も、多数存在している、と思われます。
1912年にイタリアで発見されたヴォイニック写本という書物に書かれている文字(と思しきもの)は、代表的な「認知されていない文字」のひとつになります。

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未だに未解読の文字が書かれている

ヴォイニック写本は、1912年、イタリアにあるモンドラゴーネ寺院書庫という場所で、ポーランドの革命家であり、イギリスやアメリカで古物商や古書収集家として活動していたウィルフリッド・ヴォイニッチという人物が発見しました。
写本の名称は、このポーランドの発見者の名前にちなんでつけられています。
この本には、現在においても解読されていないような、特殊な文字で記されており、また植物のようなものや、人間の女性といった挿絵が多数描かれています(天体図のように見えるものや、給水配管のように見えるものなども描かれています)。
写本の発見以降、多くの人々がこの不可解な文字を解読することに挑んできたのですが、未だに解読には至っていません。

 

 

日本語も発祥が定かではない

そもそも言語というものについては、はっきりわかっていないことが多くあります。
日本で日常的に使っている言語といえば日本語ですが、実は日本語の発祥についてもはっきりとはわかっていません。
日本語は、いわゆる孤立言語(=他の言語との明確な関連や因果関係が立証されていない、系統不明の言語)のひとつであり、「他言語との関連付け」というアプローチからそのルーツを紐解くことは困難、とされています。
しかし、日本に住む多くの人々は、あたりまえのように日本語を話したり、記したりしています。
こういった意味からも、ヴォイニック写本に書かれている文字は、この本が作られた環境においては、一般的に使用されていた文字であった可能性が高い、と思われます。

 

 

アウトサイダーアートの一種?

芸術の世界には「アウトサイダーアート」という、既成の伝統や概念にとらわれない作風があるとのことですが、ヴォイニック写本に記されている文字は、まさにアウトサイダーアート的なものである、といえそうです。

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カテゴリ: その他

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