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人類発祥の地はいずこ?アフリカ大陸とレムリア文明の関係は?

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レムリア大陸とレムリア文明の存在については、地質学的見地以外に、人類学的見地からのアプローチもおこなわれており、「大陸が存在しなかったとしても、当時暮らしていた人類の祖先が、あるいは人類発祥のキーとなっているのではないか」、といった仮説は未だ検証が完了していない状況です。人類発祥の地についての研究は、近年になって活発化されていて、アフリカで発見された霊長類の化石の研究などから、真実の探求が継続しておこなわれています。

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タウング・チャイルドの大人版が発見された

南アフリカはタウングで発見された、霊長類の子供のものと思われる化石が、「人類の祖先に直結するような存在である」という、化石の発見者であるレイモンド・ダート氏が打ち立てた仮説は、化石が発見された1924年当時としては、かなり突飛なものであったようで、科学者の間では長い間議論の俎上にあがることなく、放置されていたようです。ダート氏は、この化石を霊長類のものと位置付け、「アウストラロピテクス・アフリカヌス(南アフリカの猿人)」と名付けました。化石のほうは、発見された場所から「タウング・チャイルド」と呼ばれるようになりましたが、本格的調査は進まないままでした。ところが、タウング・チャイルド発見のおよそ10年度の1936年、同じ南アフリカの、スタークフォンテインという場所で、今度は大人のアウストラロピテクス類の断片と思われる化石が発見されます。

 

世界遺産となった人類化石遺跡群

大人のアウストラロピテクス類の化石を発見したのは、スコットランドの医師で古生物学者でもあるロバート・ブルームという人物で、その後まもなくほぼ完全な形の骨盤の化石も発見し、先に発見されていたタウング・チャイルドや、大人の断片的な化石などと合わせて、これらのアウストラロピテクス類が、直立歩行していたことが科学的に立証されました。相次いで人類発祥の研究の鍵となる化石が発見された、南アフリカのスタルクフォンテイン、スワルトクランス、クロムドライといった地域は、近年世界遺産登録もなされ、現在も研究が続けられています。

また、東アフリカでも人類発祥時の霊長類のものと思われる化石が出土しており、今のところアフリカ大陸が「人類のゆりかご」として、人類発祥になんらかの関係性があることが有力視されています。レムリア大陸やレムリア文明との関連性についても、多くの研究の余地を残している状況である、といえそうです。

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カテゴリ: その他

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