> >

神智学の思想から見るムー大陸とレムリア大陸の存在とは?

ジンクス
 
ムー大陸伝説は、神智学的な思想の要素を多分に含んでおり、神智学の中で多くの説明がなされているレムリア大陸と、ムー大陸およびムー文明は、切っても切れない関係である、といえそうです。現代における神智学とは、キリスト教神秘主義的な思想と、神智学協会の思想という二つの大きな潮流を持ちますが、ムー大陸ならびにレムリア大陸に関する解釈は、後者が唱えているものを指しています。

スポンサードリンク


 

レムリア大陸消滅のプロセスでムー大陸が存在した?

神智学の思想の中でのレムリア大陸は、およそ7万5千年という長い年月の間に、何度も地殻変動や氷河期などの天変地異を経験し、徐々に陸地が減少していった、といいます。もともと存在していた、ユーラシア大陸ほどの陸地をムー大陸と呼ぶ説と、陸地減少のプロセスにおいて、日本の東にあった、オーストラリアほどの大きさの陸地の時代をムー大陸と呼ぶ説などがありますが、指導者であるラ・ムーが存在していた時期は明確に言及されておらず、どの時期をムー大陸と呼ぶのかは、思想的な着地を迎えてはいません。

 

「レムルスの世界」が語源?

一方、アメリカの作家、フェミニストであるバーバラ・ウォーカーは、レムリア大陸の「レムリア」の本来の意味について、「レムルスの世界(亡霊の世界)」との解釈を示しており、実在する大陸ではなく、思想的な地域を指している、と主張しているようで、レムリア大陸からムー大陸につながる諸説が、神智学的な思想に基づく、概念的な存在である可能性もある、と考えられます。科学的には未だ解明されていないムー大陸の存在について、神秘学的な捉え方がなされる原因のひとつは、こういった説の存在のなかにも垣間見ることができます。

 

住民はテレパシーで会話していた?

また、神智学の思想では、ムーやレムリアに住む人々は、言語による直接的なコミュニケーションではなく、テレパシーによって意思疎通を図っていた、との説も唱えています。これは、原始時代や、古代インカ文明、アステカ文明などに見られる自然主義的な考え方とも合致し、当時の人類が、より自然に近い、動物的な直感や信仰を持っていた、とする考え方で、やはり科学的な説明は難しいものの、ムーの全貌を捉えるうえでの可能性としては、十分考えられうる仮設ではないか、と思われます。今もなお多くの謎を秘めているムー大陸について、大胆な仮説を持って検証する、といったアプローチは、有効な手段のひとつである、といえそうです。

このエントリーをはてなブックマークに追加


スポンサードリンク
スポンサードリンク

カテゴリ: その他

Comments are closed.