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「ロドス島の巨像」の地、世界遺産ロドスの中世都市 観光情報

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紀元前2世紀頃に提唱された、世界の七不思議のひとつ、ロドス島の巨像は、紀元前3世紀頃に創建されたものの、地震によって倒壊し、今ではその姿を見ることはできなくなっています(ロドス島の巨像があったとされる場所には、現在では鹿の像が建設されています)。しかし、ロドス島には中世からの町並みが数多く残り、その歴史的価値から、「ロドスの中世都市」の名称で、世界遺産にも登録されています。ここでは、現在のロドス島について、観光を中心にご紹介していきます。

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人口約13万人の島

ロドス島は、面積約1400平方キロメートル、人口約13万人という、比較的大きな規模の島(比較として、シンガポール島や日本の兵庫県の淡路島が、約718平方キロメートルの大きさです)で、その中でも最大の街であるロドスには、約6万人の人々が暮らしています。ロドス島の北側には、トルコを擁するアナトリア半島が存在しますが、約47キロメートル離れた場所にあるマルマリスが、トルコ側の最も近い都市になります。ロドス島の人口のほとんどは、島の北半分に集中しているのですが、ロドス島の巨像があったとされるマンドラキ港は、ロドスの市街地に程近い場所に存在しています。

 

聖ヨハネ騎士団の本拠地

ロドスの街の中心街には、リゾート地ならではの高級ホテルが立ち並んでいるのですが、少し離れた旧市街地に移動すると、14世紀頃からロドス島を拠点に活躍したとされる、聖ヨハネ騎士団(ロドスを拠点としていたため、別名「ロドス騎士団」とも呼ばれています。もとは医療発展のための医療活動からスタートした、といわれています)が築いた城塞が良好な状態で残されており、「ロドスの中世都市」として世界遺産登録がなされています。この場所は、市街がまるごと世界遺産となっているほど良好な保存状態を保っていて、ヨーロッパ中世の町並みの例証として、世界的にも貴重な存在となっています。

 

古代遺跡があるリンドス

ロドスの街の他に、ロドス島のもうひとつの見所ともいえる、リンドスの街があります。ロドス島の東海岸にあるリンドスには、古代遺跡が存在しています。ロドスからリンドスへの交通手段としては、ロドスの街のマンドラキ港から船で南下するか、バスなどの陸路も使用することができます。リンドスには、「リンドスのアクロポリス」という古代遺跡があり、中心にはギリシャ神話の女神アテネ(アテナ、またはアテーナイとも表現します)を祀った、ドーリア式のアテナ神殿があります。アクロポリスは、20世紀になってから、デンマークのアールスバーグ財団により発掘・修復がなされ、現在に至っています。

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カテゴリ: その他

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