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9.日本からゼウス神殿に行くには?ゼウス神殿跡の歩き方!

オリンピアのゼウス像

世界の七不思議のひとつ、オリンピアのゼウス像は、古代ギリシャの多神教の象徴的な存在であり、最高位の神であったゼウス神をかたちどった、高さおよそ12~3メートルもある、巨大な像であった、と伝えられていますが、現在はその姿間まったく残っていません。
像があったとされる、オリンピアのゼウス神殿も、今はその姿はなく、神殿跡において、今でも残っているいくつかの柱を見ることしかできません。

 
しかし、当時の建造物の巨大さ、壮大さを想像するには十分で、今も多くの来訪者を集めています。
ここでは、実際にこの遺跡を訪れる方法をご紹介します。

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柱は15本残っている

着手からおよそ700年ほどかけ、1世紀頃にようやく完成したといわれるゼウス神殿は、柱の直径が約1.9メートル、高さが約10.4メートルという巨大な柱を100本以上配した大規模なもので、現在でもその面影を想像することができます。

 
柱は、コリント式(ドーリス式、イオニア式と並び証されるもの)で、溝が彫られ、アカンサスの葉をかたどった柱頭を持っています。
柱しか残っていない理由として、5世紀頃のローマ皇帝による「異教神殿の破壊指令」があげられますが、その後の大きな地震によって、建造物のほとんどが倒壊してしまった、と考えられています。
付近には同時期に建てられたと考えられている、ハドリアヌスの門も存在しています。

 

 

現在はギリシャ領となっている

19世紀末に発掘されたゼウス神殿跡は、現在のギリシャはアテネの中心地に存在し、公共の交通機関で容易に訪れることができます。
日本からアテネまでは現在直行便はなく、ヨーロッパ経由・アジア経由・中近東経由の3つのルートが存在します。
所要時間は多少差はあるものの、18~24時間程度となります。

 
また、世界の七不思議にあげられている名称は「オリンピアのゼウス像」なのですが、オリンピア遺跡自体は、現在のアテネではなく、今も変わらないオリンピアという小さな町に存在しています。

 

 

アテネからオリンピアへは5時間半程度

ゼウス像は395年頃に移動された、との記録が残っていますが、現在のアテネとオリンピアの移動は、バスで5時間半程度、という所要時間になります。

 
ギリシャにおいて、第1の観光地はアテネで、オリンピアは第2の観光都市となります。
アテネのゼウス神殿の壮大さと比較すると、オリンピアの古代遺跡の静けさは対照的ですが、のどかな田園風景の中に、オリンピアのゼウス神殿やゼウス像ゆかりの見所がたくさん存在しています。

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カテゴリ: その他

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