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【第9回】アンコールワット 解明されていない謎と龍の伝説

アンコールワット

 

現在のカンボジアはシェムリアップにあるアンコール遺跡群のなかでも、荘厳かつ優麗な建造物として非常に人気のある存在が、12世紀頃にヒンドゥー教寺院として作られた、アンコールワットです。
アンコールワット建設当時の時代は、アンコール王朝として知られていますが、今も解明されていない多くの謎も残されています。
そのひとつに、龍にまつわる謎があります。

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ステゴザウルスを形どったレリーフ

アンコール遺跡群の中に、タ・プロームという仏教寺院がありますが、これは12世紀末頃に、当時のアンコール朝の王であるジャヤーヴァルマン7世が、仏教寺院として建設したものである、といわれています(後にヒンドゥー教寺院に改修されていおる痕跡もあります)。

 
ここでは、日本のアニメのモチーフにもなっていると思われる、巨大なガジュマルなどの樹木に侵食された建物や彫像の姿を見ることができますが、ここに残されているレリーフの中に、超古代に絶滅した恐竜の種類である、ステゴザウルスにしか見えないような生き物が描かれたレリーフが残っています。

 

 

「戦時中にステゴザウルスを見た」との証言

ステゴザウルスは、4本足で巨大な体を支え、背中の部分に矢印型のかざりもののような部位をいくつも付けている姿が特徴的な恐竜なのですが、その姿とまったく同じものが、12世紀頃に作られたレリーフに描かれているのです。
後に起こった第2次世界大戦において、カンボジア方面で従軍していた元日本兵の中には、終戦後近年になって出かけた「恐竜展」に出展されたステゴザウルスの化石や想像図を見て、「戦時中にカンボジアで、ステゴザウルスそっくりな生き物を見た」との証言をしている方がおられるそうです。

 
戦時中にカンボジアの地にステゴザウルスが生存していたとしたら、12世紀頃にも存在していた可能性はゼロではありません。
ステゴザウルスのレリーフは、そういった謎を投げかけています。

 

 

龍座をモチーフにして作られた?

また、アンコールワットの建物全体の配置は、星座の龍座をベースにして作られている、といわれています。
アンコールワットを含むアンコール遺跡全体を、点と線でつなぐと、星座の龍座の姿が浮かび上がってきます。

 
ちなみにエジプトのピラミッドには、オリオン座をモチーフとした配置になっているものが存在していることなど、古代人には天文学に優れた文明が存在していたことがわかっています。
龍座を取り入れていたこと、ステゴザウルスの姿を描いていたことなど、当時の痕跡からうかがえる謎の解明に、期待したいところです。

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カテゴリ: その他

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