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ドッペルゲンガー現象の原因は「パラレルワールド」だった?


 
ドッペルゲンガー現象は、「同一人物が二人存在する」という前提のもと、本人が自分自身を目撃したり(会話するような例はほとんどない、とされています)、他人が対象人物を同時に複数の場所で目撃したり、といったことが起こっている、と伝えられています。ドッペルゲンガー現象に対する異なった切り口として、「人物としてはあくまでも(これまで常識として捉えられているとおり)一人であり、事実としての現象を取り巻く環境のほうが複数存在して、結果としてドッペルゲンガー現象が起こっている」とする説も存在しています。この説を裏付ける「複数同時に存在する環境」、これがパラレルワールドです。

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並列世界という環境がいくつも存在する

パラレルワールドの意味は、英語を直訳すると「並列世界」となり、現実に起こっているひとつの時空間=個々の人間が、事実であると認識している空間や環境とは別に、「並列していくつも存在している空間」がある、という考え方で、SF小説や歴史考察の中では、アイデアとして昔からよく盛り込まれていた概念です。端的にいえば、「今起こっている物事において、もし違う判断がおこなわれていたら」、「左の道ではなく、右の道に進んでいたとすると」といった「もし=IF」の世界が実在する、といった考え方です。

 

異次元や魔界とは解釈を異にするパラレルワールド

パラレルワールドは、いわゆる「異次元」や「魔界=死んだ後の天国や地獄といった世界」といった、現実世界の先に連続して存在していたり、まったく違う空間が別に存在していたり、といった概念とは意味が異なり、選択の連続で進んでいる時空において、「別の選択をした場合の世界が無数に存在する」、といった考え方になります。この概念は、必ずしも精神医学の領域では語りきれない考え方です。

 

実在するかもしれないパラレルワールド

「実際に選択していない世界が実在する」、言い換えると「ある選択の連続で成り立っている世界とは別に、複数の選択肢によって成り立っている別の時空間が存在する」という概念は、実は物理学の世界では立証されつつある概念です。近年の発表において、原子より小さい粒子である「量子レベルのもつれ」によって、状態選択の結果としての瞬間移動、つまりテレポーテーションが証明できる、との発表がなされています(現時点では、複数の第三者機関での検証を含めて、事実として確実に立証されているわけではありません)。そういった意味では、タイムマシンによる時空間の行き来や、選択の違いによる複数時空間の発生で、ドッペルゲンガー現象を説明できる日が来る可能性もあるのではないか、といえそうです。

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カテゴリ: その他

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