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自分が2人いる?不思議な現象ドッペルゲンガーとは

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「ドッペルゲンガー」というキーワードをご存知でしょうか。語源としてはドイツ語で、そのまま直訳すると「二重の歩く者」という意味であり、英語にすると「ダブル」や「コピー」といった意味合いになります。また、英語の解釈として、「バイロケーション」といったニュアンスで説明される場合もあります。ドッペルゲンガーとは、何を意味するキーワードなのでしょうか。

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同じ人物が二人いる?!

語源となったドイツ語の「ドッペル(写し、コピーの意味)」が示すように、ドッペルゲンガーの意味としては、「同じ人物が二人いる」という現象を指しています。また、バイロケーションという英語からわかるように、ドッペルゲンガーというキーワードは、同じ人物が「別の場所に同時に現れる」、といった、シチュエーションをも意味している場合もあります。

 

ドッペルゲンガーを体験したリンカーン

ドッペルゲンガーが、「もともと誰が見つけて、いつごろから定着してきた概念なのか」といったことは、明確には記録されていません。ただし、「ドッペルゲンガーの例」としては、18~19世紀頃には既に報告されていることから、かなり以前から存在してきた概念であることがわかります。最も有名なドッペルゲンガーの実例として記録に残っているフランスのエミリー・サジェ氏の例の記録は、19世紀にまでさかのぼることができます。アメリカの第16代大統領であるエイブラハム・リンカーンも、ドッペルゲンガーを体験した人物として知られています。

 

精神医学の世界におけるドッペルゲンガーの実在可能性

ドッペルゲンガーは、時に「心霊現象」として語られることもあります。同一人物が二人いるのではなく、魂が分離して、二人いるように他者に認識される、というような場合です。心霊現象として捉えられたりしているが故に、オカルトの世界で考えられることも多いドッペルゲンガーですが、昔から目撃証言や記録が多いこともまた事実であり、単なるオカルト現象や都市伝説として片付けてしまうには、あまりにも懸念材料が多い現象である、ともいえます。実際、近年における精神医学の分野では、脳に何らかの圧力(腫瘍や血液の循環不良などを含む)があった場合に、認知系統に以上を来たし、その結果ドッペルゲンガー現象が起こるような例も報告されています。事実としてのドッペルゲンガーはもちろん、個人の体験としてのドッペルゲンガーについても、まだまだ研究の余地はありそうです。

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カテゴリ: その他

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