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マヤ文明にもピラミッドが存在した!エジプト文明との共通点とは

メキシコピラミッド
 
世界4大文明のひとつ、エジプト文明は、古代エジプト時代に作られたピラミッドやスフィンクスが有名で、世界遺産としても世界中に人々に知られる存在となっています。一般的にピラミッドといえばエジプトのイメージがありますが、中央アメリカのマヤ文明も、実はピラミッドの建設がおこなわれていたことがわかっています。ピラミッドを通じて、両者に共通する概念を考察していきます。

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エジプトのピラミッドは古王国時代に作られた

エジプトのピラミッドの建設理由として、「王家の墓」とする説が一般的ですが、ピラミッドは実は古代エジプトのあらゆる時代に作られていたわけではありません。紀元前300年頃からおよそ600年程度に相当する「古代エジプト古王国時代」に数多く建設されていて、現在確認されているピラミッドの数は、およそ130基程度、とのことです。世界的に見てもかなりユニークな建造物であるピラミッドは、その建設理由と並んで、建設方法も諸説唱えられており、人力説や、宇宙人建設説など、さまざまな説をベースに研究がなされています。

 

マヤ文明で建設されたピラミッド

紀元前3000年頃から16世紀頃まで存続していたマヤ文明でも、ピラミッド建設はおこなわれていました。その形状は驚くほど酷似していて、四角錐の形状や、石を積み上げている点、地下に続くルートが作られている点など、同じ思想で設計されたのではないか、と思われる点が多数存在しています。しかし建設された時代を考えると、マヤ文明のピラミッドは、エジプトよりおよそ1000年程度後に作られたものとされていて、設計者が同じであるとは考えにくい、といえそうです。ただし、もし宇宙人説が正しいとすると、作成した人や国は違えど、設計者は宇宙人で同一である、という可能性も捨て切れません。

 

王墓説と神殿説

数十年前までは、エジプト文明のピラミッドは王墓説が有力で、それに対してマヤ文明のピラミッドは、神殿説が有力でした。これは、両者を比較した場合、マヤ文明のエジプトのピラミッドには、エジプト文明のピラミッドにはない部屋が、ピラミッドのいただきに存在していたことを根拠としていました。しかしその後の研究で、エジプトのほうにも儀式をおこなうためと思われる部屋が見つかったり、マヤ文明のほうでも、王を葬っていたと見られる痕跡が発見され、両者はほぼ共通の目的で作られたのではないか、との説が浸透しつつあります。今後の研究結果に注目したいところです。

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カテゴリ: その他

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