ロンドンからストーンヘンジへ！偉大なる謎を体験する方法

 
一説によると「英国らしさの象徴」ともいわれている、イングランドのソールズベリーにある環状列石遺跡であるストーンヘンジは、数々の謎解きのミッションを世界に与えていると同時に、観光地であり、パワースポットとしても有名です。ここでは、ストーンヘンジが存在するソールズベリーの特徴や、イングランドでの位置付けをご紹介していきます。

首都ロンドンから鉄道で約1時間半

ソールズベリーは、イングランド南西にあるウィルトシャー州の州都で、人口約45,000人規模の街です。ロンドンが約800万人以上、東京都が約1,335万人といいますから、小さな規模の郊外の街、といっても過言ではないでしょう。イングランドの首都ロンドンからは、距離にして約140キロメートル、鉄道でおよそ1時間半程度といいますから、それほどの田舎町ではなく、日本でいうとベッドタウンに入りそうな位置関係にあります。ストーンヘンジは、ソールズベリーの北西約13キロメートルの地域に位置しており、ソールズベリーからはバスで40分程度、という距離感です。

平原の真ん中に建つストーンヘンジ

ストーンヘンジは、ソールズベリーにある、その名も「ソールズベリー平原」という、古き良きイングランドの牧歌的な雰囲気を残した平原に建っていますが、周囲には何もなく、広い平原の中に忽然とその姿を見せています。

かつてはストーンヘンジの巨石に直接手で触れることができたそうなのですが、現在は立ち入り禁止区域が設けられ、至近距離まで近づいたり、手で触れたりすることはできないそうです。理由は、観光地によくありがちな、「落書きや破損防止」とのことで、1980年代の世界遺産登録以降には、より厳密な保護が叫ばれ、現在の措置がとられるようになった、とのことです。

また、観光地であるだけではなく、パワースポットとしても有名なために、1970年代には、ストーンヘンジ・フリー・フェスティバルというお祭りもおこなわれていたようですが、1980年代には遺跡保護目的のためか、祭りは終焉しています。

近くには軍事演習場も

また、ソールズベリーには英国軍の軍事演習場も存在しています。ソールズベリーにあるコープヒルダウンという村は、なんと村全体が軍事演習場であり、実践さながらの大規模な軍事訓練がおこなわれたりしているため、この地域では装甲車や兵士の姿を見かけることも多い、とのことです。何もない大平原に存在する「紀元前からの遺跡」と、超現実的な「軍事演習場」のコントラストも、ソールズベリーの特異性を示している、といえそうです。

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