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ストーンヘンジの地下に遺跡発見!最新技術が新たな謎を解明する!

ストーンヘンジ
 
イングランドにある謎の環状列石遺跡であるストーンヘンジは、紀元前2000年以上前に建てられた、とされていますが、その本当の目的や意味、誰が作ったのか、なぜ今もその形をそのままとどめているのかなど、解明できていない課題をたくさん投げかけたまま、現在に至っています。近年、さまざまな科学技術が発達していく中で、ストーンヘンジに関して画期的な発見がなされ、謎の解明に向けて、大きな一歩を踏み出したようです。

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地下に存在した新たな巨石群遺跡

2015年に新たな発見を発表したのは、地元イングランドのブラッドフォード大学のビンセント・ギャフニー教授が主導している研究チームです(バーミンガム大学やリートビヒ・ボルツマン研究所が参加しています)。これまでは、ストーンヘンジの周辺の調査はそれほど活発にはなされてはいませんでした。また、ストーンヘンジを含む周辺の地下部分については、一部発掘作業などはなされていましたが、最新技術を駆使した本格的な研究がなされている、とはいえない状況でした。ビンセント・ギャフニー教授は、ストーンヘンジの周辺と地下に着目し、本格的な調査をおこなったのです。その結果、新たな巨石群遺跡が発見されました。

 

直立巨石群は4500年前のもの?

新たに発見された巨石群遺跡は、もともと4メートル以上もあった(数千年にわたって地下に埋もれていたため、全長が若干縮んでしまっている可能性がある、とのことです)と思われる、直列巨石90個(推測による値を加味した、最大の値が90個)で構成されています。「約4500年前頃に作られた可能性が高い」、とも述べています。これらは、最先端技術を駆使したセンサーやレーダーを使った結果、発見することができた、とのことです。

また発見場所は、ストーンヘンジからわずか3キロ足らずの場所にあるダーリントン・ウォールズで、こちらは外周が1.5キロメートルにも及んでいることから、「スーパーヘンジ」と呼ばれていました。この遺跡は、環状遺跡ではあったものの、直線と曲線を混在させて作られていたため、考古学の世界では、その形状は長い期間「謎」とされてきました。

 

未知の建造物は他にも存在している?

前述のビンセント・ギャフニー教授は、「ダーリントン・ウォールズは、これまでは単独で存在している環状遺跡と考えられてきたが、著かに別の構造物=建造物が存在している」ところに着目し、「新石器時代の宗教儀式に使われていたのではないか」、と推測しています。また、「もとは200個程度の巨石で構成されていたが、一部がストーンヘンジに流用されたのではないか」といった仮説も打ち出しており、検証結果報告に期待がかかるところです。

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カテゴリ: その他

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