【ビッグフット1】謎の未確認動物 ビッグフットとは何か
この世には、まだ解明されていない謎や、正体がつかめていない動物が数多く存在しています。
これらの未確認事象は、学術的な研究材料となったり、ときに都市伝説としてさまざまな説が飛び交ったりして、今も闊達な議論の対象になり続けています。
そんな中でも、長い間多くの人々がその存在を確かめるべく調査を続けているのが、ビッグフットという未確認動物です。
大きな足跡から名づけられた
ビッグフットは英語であり、直訳すると「大きな足」という意味なのですが、これは、未確認動物そのものの目撃談とあわせて、大きさが35~40センチもあるという、人や猿に似た大きな足跡の目撃談が多いことから、この名前が名づけられた、といわれています。
古い記録としては、1840年頃にワシントン州の宣教師が、アメリカのインディアンの伝承とされる「毛深い巨人」について記録していますが、この記録が後年の数々の目撃報告と相まって、ビッグフットの命名や、アメリカ・インディアンの伝承との同一化(同じ未確認動物を指している、という説)につながっていった、と思われます。
類人猿のような姿をしている
その姿は、身長2~3メートル、体重200~350キログラムの巨体で、全身が褐色(灰色という説もあります)の体毛で覆われていて、一見すると類人猿とも思えるような姿をしている、といわれています。
ただし現在確認されている猿の仲間には、このような巨大な種類は確認されていないので、現時点では文字通り「未確認動物である」、といえそうです。
顔の部分は猿のようなゴリラのような形状で、目は落ち窪み、鼻は低くて、体全体から強烈な臭いを放つ、とされています。
アメリカ・インディアンの伝承では、「酒を盗んで飲む」ともいわれているようです。
現在でも正体は明らかになっていない
アメリカ・インディアンの伝承では「サスクワッチ」という名称もつけられているという謎の類人猿ビッグフットは、100年以上前からその存在が噂されていますが、今もその正体は明らかにされていません。
現在動物園で見ることができる動物のなかにも、かつては「未確認動物」として野生での目撃談しかなかったようなものが存在していることもあり、ビッグフットの存在は、明確に否定できるものではありません。
アメリカの北部(いわゆる北米地域)で一時期目撃証言が集中していたこと、中には記録フィルムが残されている目撃例もあることからも、正体はともかく、なんらかの未確認動物が存在している可能性はありそうです。