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日本にもあるモアイ像!宮崎のモアイ像はイースター島公認

05.宮崎のモアイ像
 
チリのイースター島にあるモアイ像は、そのユニークな造詣ゆえに、世界各地に類似したような人面形石像が作られています(東京都内にもモアイ像を模した石像がたくさんあり、渋谷区の「モヤイ像」はハチ公像と並んで待ち合わせ場所のメッカとして有名です)。日本に存在するモアイ像の中に、公式=オフィシャルなレプリカ像が存在しています。

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宮崎県日南市のモアイ像は世界で唯一のレプリカ

「世界で唯一」とされる、イースター島のモアイ像のレプリカは、日本の宮崎県日南市にあります。都市間の関係を示す呼称に「姉妹都市」というものがあり、都市間の親善や、文化交流を目的に、異国間の都市がたがいに関係を結ぶ、といった制度なのですが、イースター島と日南市は姉妹都市というわけではないようです(日南市の公式ホームページには、沖縄の那覇市の他、アメリカのポーツマス市、愛知県犬山市、オーストラリアのアルバニー市などの記載がありますが、チリのイースター島の記載は見当りません)。なぜモアイ像の公式レプリカが存在しているのでしょうか。

 

きっかけはモアイ像修復支援

日南市にモアイ像のレプリカが作られることになったきっかけは、1991年に遡ります。日南にある企業をはじめとした日本の企業や研究所が、イースター島を扱ったテレビ番組の放映をきっかけに、当時倒れていたり、劣化が進んでいたモアイ像の復元作業をおこなったのです。重さが20~90トンもあるモアイ像を取り扱うために、日本からクレーンなどを持ち込んでおこなった本格的な復元作業だったようです。その結果、イースター島のモアイ像のあるラパ・ヌイ国立公園は、世界遺産として登録されるまでになりました。このことから、イースター島と同じく海が近く、イースター島と同じシチュエーションでモアイ像をたてることができる日南市に、レプリカ像を作ることをイースター島の長老会が許可し、日南市のテーマパークにレプリカ像が作られた(福島県白川村の石灰岩でできています)、とのことです。

 

オープンにはイースター島の首長も訪れた

日本では宮城県にもチリから贈られたモアイ像がありますが、こちらはチリ産であり、形も大きさも同じで日本国産の公認レプリカは、現在のところ日南市にのみ存在しています。こうして1996年にオープンした、モアイ像の公式レプリカがある日南市のテーマパーク「サンメッセ日南」のオープニング記念式典には、イースター島の市長など首長クラスの来賓があったそうです。日南市のモアイ像のレプリカは7体あり、今ではラッキースポットとしても親しまれています。「イースター島のモアイ像の実物を、日本で手軽に見たい」という方は、一度日南市を訪れてみてはいかがでしょうか。

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カテゴリ: その他

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