> >

仮説!ピラミッド建造の目的とピラミッドパワーの謎

大ピラミッド
 
ギリシャ神話やメソポタミア神話、加えてエジプトのイメージの象徴であるピラミッドやスフィンクスは、建造された時期や目的、建造したものは何者なのかなど、現代でも多くの謎を孕んでいます。そんな謎の中でも、神秘の力ピラミッドパワーは、日本においてもマジックやエンターティメントの分野で取り上げられるくらいにメジャーなキーワードのひとつとなっています。ピラミッドパワーとは何なのでしょうか、また現実に存在する何らかの力なのでしょうか。

スポンサードリンク


 

ピラミッドパワーの起源

もとはエジプトのピラミッドの研究の中から生まれたと思われる概念で、簡単に申しますと、ピラミッド型=四角錐を形作って南北に向けると、「中に格納している物質が何らかの作用を受けて変化する」といったものです。たとえば古代エジプトでは王家の要人を葬るときにはピラミッドを墓陵として使用し、遺体はミイラ化してピラミッド内部に安置する形をとっていました。これはピラミッドパワーが信じられていたことのひとつの物証ともいえそうです。他にも、現代では「コーヒーやワインを入れておくと味が変わる」とか、「ピラミッドの先端から硬貨をつるして振ると、必ず一定の方向=南北の方向に振れだす」といったことがいわれています。

 

ミイラが腐らなかった理由

エジプトのピラミッドでは、実際に数千年レベルでミイラが安置されているにもかかわらず、腐敗するようなことは非常に少ないといいます。エジプトの過酷な気象や、湿気や動物の存在を考えると、「ピラミッドがなんらかの作用を及ぼしてしたが故に、腐敗しなかったのではないか」という説が出てもおかしくはありません。エジプトの有名な大ピラミッドである「クフ王のピラミッド」は、ほぼ正確に四角錐の四面が東西南北に向いており、その誤差は0.015%と極小化されています。数千年前の高度な建築技術もさることながら、何かの意図も感じられるものです。

 

ピラミッドパワーの存在こそピラミッド建造の目的?

東西南北を示す精度然り、実際にミイラが腐敗しなかったこと然り、ピラミッド建造の謎=目的は、実は後世になんらかの技術や教訓を残すためにおこなわれたのではないでしょうか。仮に古代エジプト人達が、人力でピラミッドを建造したとすると、葬られている王の寿命が現代人を短かったことを考えると、おそらく王の存命中どころか、王が存在した前後の相当長い期間をかけて、ピラミッドを建造したと考えられます。これほどの負荷や工数をかけてでも、ピラミッドを正確に建造することには意義があった、と考えるのが自然ではないか、と思われます(一説によると、1年のうちの農業ができない時期の3ヶ月に農民10万人を動員し、20年かけてピラミッドを建設した、といわれています)。ピラミッドパワーの謎を解くには、何らかの物証が見つかることが待たれるところです。

このエントリーをはてなブックマークに追加


スポンサードリンク
スポンサードリンク

カテゴリ: その他

Comments are closed.