> >

イエティ、ビッグフット…UMA最大の謎「雪男」は本当に存在する?

不思議体験
 
「雪男」の伝説は、100年以上前から世界中で語り継がれています。日本の怪談に「雪女」というものがありますがまったく別物で、雪男はUMA(=未確認動物)のカテゴリとして認識されていて、その呼称も雪男、イエティ、ビッグフットなど、さまざまです。雪男は本当に存在しているのでしょうか。

スポンサードリンク


 

初めての目撃例は1800年代

一番古い目撃記録は、1832年、ネパールの初代イギリス代理公使ブライアン・ホジソン氏による「ネパールの哺乳類」という論文の中で語られているものです。探検の途中で「毛で覆われた二足歩行の謎の生物」の目撃談を報告しています。続いて1889年に、イギリス陸軍中尉のL・オースティン・ウォデルが、正体不明のヒト型生物のものと思われる足跡の目撃談を、西洋人として初めて証言しました。日本でも1970年代に、中国地方の山中で雪男と思しきUMAの目撃証言がありましたが、このときは「ヒバゴン」という呼称で報告されていました。

 

存在確率は95%?

その後も1986年にイギリス人のアンソニー・ウールドリッジによってイエティが写真に撮影されたり、1996年に雪の中を歩行中のイエティと思しき姿がビデオに撮影されています。そして近年、2011年10月には、ロシアのケメロボ州で、イエティ関連では初の国際会議が開催されて、「イエティが存在する確率は95%である」との発表がなされました。

 

イエティの姿と生物学的な分類

これまでの目撃証言や写真、動画を総合すると、雪男=イエティは、体長が1.5メートル~4.5メートルほどで、二足歩行の類人猿、顔以外はすべて長い毛で覆われている、というキャラクターイメージが浸透しています。これには諸説あり、2014年にオックスフォード大学人間遺伝学部教授およびスイス州立動物博物館の昆虫学者からなる研究チームが、「ヒマラヤ山脈で目撃されたイエティとロッキー山脈で目撃されたビッグフットのものとされる毛髪試料」のDNA鑑定をおこなったところ、イエティやビッグフットなどのものとされていた30件ほどの毛髪試料はほとんど熊や馬、ヤマアラシのものであり、「新種の霊長類」と言い切れるようなものは1つも確認されなかった、ということです。この結果はUMAファンにとっては残念な結果ではありますが、膨大な目撃証言やサンプルが存在しているなかで、たった30種が「類人猿や霊長類ではなかった」ことをもって、雪男=イエティがいない根拠とはいえません。時間をかけてさらに研究を重ねる必要がありそうです。

このエントリーをはてなブックマークに追加


スポンサードリンク
スポンサードリンク

カテゴリ: その他

Comments are closed.