> >

UFOは身近な話題?70年代に一世を風靡した「木曜スペシャル」とは

UFO
 
現在では、テレビ番組で超常現象が取り上げられることはそれほど多くなく、超常現象はもっぱら「書籍やネットでコアなファンに支持されているジャンル」といった見立てが一般的なのですが、かつてテレビ番組で定期的に取り上げられ、なおかつその内容が小学校や中学校、お茶の間の話題として盛り上がっていた時代がありました。ここでは、当時の名物番組と、取り上げられていた超常現象をいくつかご紹介します。

スポンサードリンク


 

1970年代の名物番組

1970年代に一世を風靡した超常現象中心のテレビ番組が「木曜スペシャル」でした。今もその名称を時折見かけるものの、番組内容は当時とはまったく異なるので、現在は単に「木曜日に放映されている特番」といった位置づけと思われます。1970年代の「木曜スペシャル」は、ネッシーをはじめ、超能力やUFO、宇宙人など、知的好奇心や謎解きの要素、世代を越えて共有できる大きなテーマをを提示するような、超常現象特化型コンテンツでした。

 

ディレクターは矢追純一氏

この番組をディレクターとして切り盛りされていたのが矢追純一氏で、「UFOディレクター」との異名を持つほどの人気ディレクターでした。1973年の「石原慎太郎氏の国際ネッシー探検隊(元都知事の石原慎太郎氏が関わっているところも興味深いですね)」を皮切りに、一大ブームとなった「ユリ・ゲラー氏の超能力(スプーン曲げブームというものもありました)」、そして今も謎が解明されていない「UFOや宇宙人」を題材にした特番を提供し続けていたのです。当時は、放送翌日には小学生や中学生の間でも話題になるほどの浸透ぶりで、1970年代後半には米映画「スターウォーズ」や「未知との遭遇」といった宇宙人やUFOを題材とした作品も公開され、アイドル歌手の曲名やカップ焼きそばの名称にも「UFO」が使用されるなど、社会現象として「UFOブーム」といえるような状況であったのです。

 

UFOの謎の探求は終わらない

今もコアファンの興味や、科学者の探求題材として脈々と受け継がれているUFO研究ですが、前述の矢追氏も今も超常現象や宇宙人、UFOの謎に挑む活動を継続されているようで、オフィシャルホームページでもその活動の一端を垣間見ることができます。これだけ長い間、多くの人々が研究や調査に携わってきているにもかかわらず、未だその謎は解明し切れていません。70年代当時と比較して飛躍的に科学技術が発達している現代、科学とサブカルチャーの両面からのアプローチで、UFOや宇宙人の謎の解明が待たれるところです。

このエントリーをはてなブックマークに追加


スポンサードリンク
スポンサードリンク

カテゴリ: その他

Comments are closed.