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ネッシーは実在するのか?グーグルが本気の探索プロジェクトを展開

湖
 
水面から黒い恐竜の首のようなシルエットが写っている古い白黒写真を見たことがある人は多いのではないでしょうか。これは、ネッシーと呼ばれる「謎の巨大生物」として、日本でも古くから親しまれているミステリーのひとつですが、先ごろグーグルによって「ネッシー探し」の関する興味深い発信がなされました。

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ネッシーとは?

ネッシーとは、世界各地でさまざまな形で目撃証言が伝えられている「謎の巨大生物」の中でももっとも有名なもののひとつで、UFOと並んで20世紀最大のミステリーといわれています。この巨大生物は「ネッシー」と名づけられていますが、その名前は1933年頃に目撃された、イギリスはスコットランド北部にある最大淡水湖=ネス湖という湖の名前に由来しています。この事件の発端となった、湖面から恐竜の一種である「首長竜」のようなものの首から上の部分が写っている白黒の写真は、「外科医の写真」としてあまりにも有名です。ネス湖では、この巨大生物に関する多くの目撃例が報告されていますが、関連して日本でも1977年にネッシーに酷似した生物の死骸が回収されたとの出来事が起こった際に、「ニューネッシー」として大手新聞に事件が掲載されたこともあります。しかし、最初の目撃情報から80年余りが経過する間に、多くの専門家や調査機関からは「見間違いや捏造などによるもの」という見解が出されていて、「ネッシーは実在しない」という見方が定説となっています。

 

グーグルの本気プロジェクトとは?

ところが今回、検索エンジンで有名なアメリカの大手企業グーグルが、ネッシーの探索プロジェクトを立ち上げた、というのです。このプロジェクトには、多くの数々のネッシー目撃証言や映像をもとに、長年ネッシー調査を牽引してきた「Loch Ness And Morar Project」のリーダーであるエイドリアン・シャイン氏も参加している、とのことです。今回の探索では、いまや一般的に浸透しているグーグルの機能である「衛星画像マップとストリートビューカメラ」を使って、ネス湖をくまなく網羅することにより、閲覧者が自分でネッシーを探すことができるようにする、というものです。

 

ネッシーは実在するのか

現時点で、毎月20万件を超えるネス湖検索がおこなわれていて、さまざまな視点で多くの人がネッシー探しを楽しんでいる、ということです。こういった試みは、インターネットが普及し、ストリートビュー機能が一般的になっているこんにちならではの非常に興味深い試みであると同時に、過去の情報の検証を、最新の機能で一般の人々をも巻き込んで手軽に実施可能とした、という意味では、画期的なプロジェクトである、ともいえます。最新のインフラがネットを介してオープンに開放されていることで、今後はいろいろな超常現象や、謎の生物の秘密が、一般の人の想像力やすきま時間で解明されるような機会が増えていくことが期待されます。

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カテゴリ: その他

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