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断ることを後押しするジンクス活用方法…NO!と言いきるために

ジンクス
 
1989年に出版された書籍に、『NOと言える日本』というものがありました。この時点で、既に日本は「NOと言えない人が多い」というイメージが一般的にも定着していましたが、かなりの年月がたった今でも、「NOといえない日本のイメージ」は、それほど変わっていません。

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とはいえ場面によっては、意思表示を明確に示す必要があることも起こりえます。ここでは、こういった国民性を前提に、「NOと言いきる=断ることを後押しするためのジンクス活用」を考察していきます。

 

日本人がNOといえない理由

まず、「日本人はなぜNOといえないのか」を考えてみます。この概念は、もともとは外国人からの指摘であったり、日本人としては自己主張が強いタイプの人が感じたことについて発言したところから出発している、と思われます(冒頭にご紹介した書籍も然りです)。よくいわれる理由として、「農耕民族と狩猟民族の違い」や、「かつて鎖国政策をとっていたこと」や、「(欧米諸国と比較して)多民族国家ではなかった=深刻な民族間対立がなかったこと」などがあげられますが、真の「根本的な理由」はわかっていません。

ただし、諸外国から見たイメージや、マスコミの論調が昔も今も変わっていないことからも、実際に「NOと言えない」タイプの人が多いことは事実である、といえそうです。

 

困ったときは怒らないで諭すと思うとおりになる

次に、「NOと言いきることは良いことなのか、コミュニケーションをとるうえで効果的なのか」を考えていきます。「物事が思うように進まないときは、『怒らないで諭す』とうまくいく」というジンクスがあります。このジンクスの意味するところは、「潜在意識に訴える物言いは、表層意識に訴える物言いよりも受け入れられやすい」ということを指しています。日本ではうなずく人が多い考え方であり、「NOと言いきる」ことと相反する内容とも思えます。

 

茶柱ジンクスは、誰にも話さないときにのみ有効?

そこでもうひとつ、視点を変えて、「茶柱が立つとよいことがある」というジンクスの前提条件をご紹介します。このジンクスには、実は「茶柱が立ったときには、『誰にも話さないでいれば』よいことがある」という前提があります。「よいこと」を起こすためには「誰とも話さない」ことが必要なので、「よいことを起こす」という目的を最優先することで、場面に応じた「NO」や「YES」を的確に伝えることができます。「NOと言いきる=相手の主張を断ること」とは、「あらゆることについてかたくなに受け入れない」といった意味ではなく、目的を達成するために、必要に応じて部分的に「NO」を適用する、という意味です。「目的達成を最優先と考えること」で、中途半端に妥協することがなくなり、意にそぐわないような提案に対しては、意志を持って「NO」といえるようになるのです。

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カテゴリ: その他

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