ジンクス有効活用術:キーワードは「臨機応変」と「柔軟性」
仕事や勉強において「柔軟な考えを持つこと」は、常に言われているテーマです。「柔軟な考え」とは、「固定観念に縛られず、臨機応変に活動する」ことを促進する働きを持っています。ジンクス活用においても然りで、あまりにもジンクスに縛られすぎると、時に悪い影響を受けることもあります。ここでは、ジンクスと柔軟性について考察していきます。
ジンクス活用時に柔軟であることの重要性
まず、ジンクス活用時において、柔軟性がいかに重要であるか、というところについて考えてみます。柔軟性を持って臨むことのメリットとして、なんといっても「ひとつの原因に対して結果を複数考えることができるようになる」ことがあげられます。たとえば、「青い服を着ているときは、ラッキーなことが起こる」というジンクスを持っている場合、柔軟性を持たない場合には、青い服を着るということと、着た時のラッキーな事柄への期待感に、ある意味縛られることになります。ここに「柔軟性」という要素を取り入れた場合、青い服を着てラッキーを受け入れる用意をしつつも、「今年は黄色がラッキーカラー」といった別のジンクスの要素をも取り入れることができるようになります。ジンクス活用時における「柔軟な思考」は、文字通り「洗濯における柔軟剤」のようなはたらきを期待することができます。
思い込みを強くしない
次に、柔軟性を持たないことのデメリットを考えていきます。もっとも大きなデメリットのひとつとして、「思い込みによる思考停止」があげられます。思い込みをあまりにも強く持ってしまうと、思うような結果を得られない場合、「そんなはずはない」、「もう少し時間がたてば思うとおりになるはずだ」といった、根拠のない期待感だけが膨らんでしまうことになりかねません。「赤い車に乗っている女性は気の強いことが多い」というジンクスがありますが、このジンクスに捕らえられすぎると、実際にはあてはまらないかもしれないにもかかわらず、該当する女性が「気が強いさま」を見せるまで、何らかのアプローチを取り続けることになります。
常にゴールを意識する
固定観念に縛られない、つまり柔軟性を持ってジンクスに臨むためのコツとして、「常にゴールを意識する」という方法があります。ジンクス活用のそもそもの目的であるゴールを常に意識することで、「ジンクスはあくまでもジンクスであり、絶対的なものではない」ということを忘れないようにすることができます。柔軟性を持つことは、結果だけではなく、結果に対する受け取り方の選択肢も作ってくれるのです。