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ジンクスのない世界…ジンクスの存在意義を考察してみる。


 
世の中には「ジンクスをいつも気にしている」という方と同じくらい、「ジンクスは信じない」という意見をお持ちの方がいらっしゃいます。この状況は、そもそもジンクスが科学的には明確な根拠を持っておらず、合理的論理的な説明がしづらいものであるため、賛否両論が存在している、ということが理由として考えられます。

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とはいえ本当に「ジンクスという概念、考え方」がなくなってしまった場合には、毎日の生活はどのようなものになるのでしょうか。ここでは、「ジンクスのない毎日」について、考察していきます。

 

ジンクスがなくなるとどうなるか

「この世からジンクスを一切なくしてしまう」という前提で、毎日の生活を考えてみましょう(消えてしまうジャンルとして、ジンクスの他にも「ことわざや慣用句の類」も含みます)。たとえば朝早く起きた時に、私たちの脳裏に無意識に浮かんでいる「早起きは三文の得」や、「早く起きた日は運気がアップする」等のラッキーキーワードがない、といったことを考えてください。ちょっと考えみくいかもしれません。なぜならばジンクスや慣用句は、太陽が東からのぼるように、「当たり前のように人間の生活に馴染んでいる存在」であるからです。「ジンクスがない毎日を考えることが難しい」という現実は、実はジンクスが「人間心理の根源的な部分に根ざした感情を、短い言葉で簡潔に表しているものである」、ということの、逆説的な根拠になっている、と考えられます。

 

感情を短く表現することの意味

ジンクスは、「○○すると△△の結果となる」といった構成を持っていて、幅広い事象に対して無数に存在しています。「ジンクスを信じない」という意見も持っている方は、おそらく非常に狭い範囲にフォーカスした、特に非科学的なジンクスを指して、「信じない」と考えているのではないでしょうか。たとえば「夜更かししすぎるとお化けが出る」といったジンクスには、根拠のなさやお化けの非科学性等、二重三重の不条理性を含んでしまっているため、「こういったものがジンクスである」と考える方には、「オカルトや都市伝説と変わらないもの」、と捉えられている、といったことが考えられます。

 

ジンクスはいつも意識の中にある

実は「お化けのジンクス」の中にも、夜更かしが健康の阻害要因になることや、共同生活の場合における他者との協調性の教訓等を含んでいて、文字通りの意味ほど、非科学的な部分ばかりをクローズアップしているジンクスではない、という側面もあります。人間が「思考と感情を持った生き物」である以上、「ジンクス(的な要素)の(まったく)ない毎日」というものは存在しないのではないか、と考えられます。

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カテゴリ: その他

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