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妖怪・怪談にまつわるジンクス~妖怪ウォッチは鬼太郎を超えられる?


 
子供さんがいらっしゃる方はご存知とは思いますが、世の中は妖怪ブームです。ショッピングセンターやゲームセンターのゲーム機やグッズ売り場は、小さい子供さんの長い列ができているのをよく見かけます。「人が集まるところにはジンクスあり」で、妖怪関連のジンクスもいくつか存在しています。ここでは、妖怪にまつわるジンクスをご紹介します。

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一言で人を呼ぶと、悪い事が起こる

昔からいわれている妖怪ジンクスのひとつに「一言で人を呼ぶと、悪い事が起こる」というものがあります。これは、「妖怪を呼ぶ時と同じ方法で人を呼ぶと、呼ばれた相手が七変化して妖怪になってしまう」といった意味合いを持っています。昔から「妖怪や霊に呼びかける際には『一言、一声』で呼ぶもの」、とされていたため、同じように人を呼ぶと良くない、というところからきています。しつけや教訓の要素があったことがうかがえるものの、その相手が妖怪であるところが、興味深い部分です。

 

妖怪が流行ると大災害が起こる

それから、妖怪ブームの際には必ずいわれているジンクスが、「妖怪が流行ると大災害が起こる」というものです。これにはそれなりに根拠があります(若干後付け気味ではありますが)。まず300年前(元禄~宝永)にも妖怪ブームがあったそうで、当時の本には『西鶴諸国話』(井原西鶴)、『死霊解脱物語聞書』(残寿)がありましたが、当時元禄地震という大地震があったそうです。次に、200年前(文化文政)では『雨月物語』(上田秋成)、『南総里見八犬伝』(曲亭馬琴)、『東海道四谷怪談』(鶴屋南北)といった妖怪・怪談ものが流行り、世相としては諸外国からの圧力や飢饉の常態化等がありました。それから100年前、『人面疸』(谷崎潤一郎)、『妖怪百談』(井上円了)が流行ったそうですが、この時代には関東大震災がありました。そして現代の妖怪ブームですが、直近では阪神・淡路大震災や東日本大震災が起こっています。確かに、妖怪ブームと災害が、奇妙な符号を示しています。

 

妖怪ものは水木しげる氏をこえられない

また、近年長くいわれてきたジンクスに、「妖怪もの(のコンテンツ)は、水木しげる氏をこえられない」というものがあります。これは、「ゲゲゲの鬼太郎」という代表作を持つ同氏が、現代における妖怪ものの大家であるところから長くいわれてきたことなのですが、大流行している妖怪ウォッチの勢いを見ていると、長く続いたこのジンクスは破られる可能性が出てきています。数年~数十年後の結果が気になるところです。

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カテゴリ: その他

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