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たばこが願いをかなえてくれる?タバコにまつわるジンクスとキーワード

ジンクス

 

昨今では禁煙ブームもあって、喫煙者は肩身の狭い思いをしていることも多い状況ですが、ジンクスの中でも、非常にユニークな存在感を持って語られているのが「タバコにまつわるジンクス」です。
映画やドラマの世界でも、かつてはタバコはちょっとした小道具やストーリーのスパイスとして、効果的に使われてきた歴史があります。
ここでは、タバコにまつわるジンクスをご紹介します。

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一本だけ逆さに入れておいて、最後に吸うと願いがかなう

タバコのジンクスは、かなり昔から語り継がれているものが多く、最初にご紹介する「一本だけ逆さに入れておいて、最後に吸うと願いがかなう」というものも該当します。
これは、新しいタバコを開封する際に、一本だけ逆さに入れておいて、最後に願いを込めて吸うとその願いが叶う、というもので、主に恋愛に関する願いに使われてきました。
真偽のほどは定かではないものの、かつて喫煙者が多かった時代には、少なからず信奉者が存在していました。

 

 

ボックス型ではないタバコの封を開けるとき、右側を切ると縁起が悪い

また、ボックス型タバコが少なかった時代には、開封する場所もジンクスになっていました。
「ボックス型ではないタバコの封を開けるとき、右側を切ると縁起が悪い」というものです。
タバコの上部のいわゆる「開け口」は、銀紙部分が片方は「人(ひと)」、片方は「入(いり)」と読めるように重ねられていて、「人」の方を封を切ると、「人を切る=斬る=(英語の)KILL(キル)」と重ねて縁起が悪い、とされてきました。
これも昔、喫煙者が多かった時代には、非常にメジャーな存在だったジンクスです。

 

 

他人のタバコで自分のタバコに火をつけると運が落ちる

他にも、特に賭け事をする人の間で浸透していたのが、「他人のタバコで自分のタバコに火をつけると運が落ちる」というものです。
マッチやライターがない場合に、他人が持っているタバコの火から直接自分のタバコに火をつける、といったことをすると、運(=ツキ)が落ちる、とされてきました。
類似したニュアンスのジンクスでは、他にも「賭け事をする前に、他人にライターやマッチ(=火をつけるもの)を貸すと、ツキが落ちる」や、「一本のマッチで3本以上火をつけると、ツキがおちる」というものもありました。
「タバコは大人の嗜好品」といったニュアンスで愛好されていた時代には、このようなちょっと苦味の効いたジンクスも語られていたのです。

 
たばこのように物にまつわるジンクスも多いですが、キーワード化しているものもあります。次々と新しい言葉が生まれる現代には、ジンクスがそのまま言葉化している面白い現象も見られます。

 

 

キーワードとジンクス

キーワードという言葉は、日本でも比較的昔から使われている言葉ですが、近年ではさらによく耳にするようになりました。
インターネットの世界では、いくつか検索キーワードをいれると、そのキーワードに合致した情報を簡単に検索することができます。
一方ジンクスも、いくつかのキーワードをベースに構成されています。
ジンクス自体がキーワードとなりうる場合もあります。
ここでは、キーワードとジンクスについて、考察していきます。

 

 

今はキーワードの時代

インターネットが普及してからは、それまでの「短縮言葉の流行(ファミマやミップ等のコンビニや、マック、吉牛等のファストフード、KYやJK等のアルファベット化、等)」と相まって、事象や物事そのものよりも、短いキーワードが頻繁に使われ、またそのせいもあってキーワードが一人歩きを始めるようなことも多くなってきています。
現代は、「キーワードの時代」といえそうです。

 

 

ジンクスのキーワードとは

そんな中、ジンクスも「短い文章の中に、深い意味を含んでいる」という意味で、キーワードに近いものとして認識されています。
「○○すれば、○○となる」といった原因と結果の形をシンプルに示しています。
たとえば、「初詣をすれば縁起が良くなる」であるとか、「夜爪を切ると縁起が悪い」、「2年目のジンクス」、「3年目の浮気」、「4や9の数字」等、短い言葉からその背景の思想や、取るべき行動を引き出すような働きをしています。

 
「2年目のジンクス」にいたっては、ジンクスがそのままキーワードになっているような例であり、そのシンプルさゆえに、言葉としての完成度の高さを感じることもできます。
長い期間をかけて、言葉として洗練されてきたジンクスは、キーワードに匹敵するような「思考のトリガー」として位置づけることができます。

 

 

ジンクスは将来を見通すキーワード

ジンクスは、ずっと以前には基本的には「縁起が悪いものを短い文章で示す」というものでした。
今でも一部外国のほうでは、そのような使われ方が続いているようですが、日本では良い意味でも使われていて、たとえば近年の恋愛系のジンクスにおいては、良いものと悪いものが半々くらいの比率で存在しています。
また、ジンクスが含むキーワードも、恋愛、金運、グッドラック、バッドラック、サッカー、野球 相撲等さまざまで、良い意味や悪い意味、背景や考え方等、いろいろな領域で、将来を見通すためのキーワードとして存在しているのです。

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カテゴリ: その他

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