> >

ジンクス考察「生きているうちに霊柩車に乗ると長生きする」編

葬式
 
人生や人の生死に関わるジンクスのひとつに、「生きているうちに霊柩車に乗ると長生きする」というものがあります。このジンクスの信ぴょう性はともかく、かなり昔から日本でいわれ続けているジンクスで、その由来は明確には知られていません。このジンクスはどこから来て、何を示しているのでしょうか。

スポンサードリンク


 
今回はこのジンクスについて、科学的な検証が行われる手法を模して(=1.活用されるのはいつか、2.ジンクスが取り上げられる理由は、3.どのように活用すれば良いのか、4.ジンクスを十分に活用するためにはどうしたら良いのか)考察してみることにします。

 

1. 霊柩車のジンクスが必要とされるタイミング

このジンクスは、いわば「長生きしたい」という願望の裏返しである、ともいえるものなので、「どんなときに活用すべきか」というと、「寿命が見えてくる時期=5~60歳くらいまで生きてきたタイミング」あたりが想定されます。もっと若いタイミングでこのジンクスを意識するような人もいるかもしれませんが、「死にたくない」といった本能的な欲求は若年層にもあるものの、「長生きしたい」という欲求は、人間心理として、ゴールが見えてきてからが切実な思いとしてわきあがってくるものであるので、ジンクスとして活用すべきは、やはり初老以上の年齢層であるといえそうです。

 

2. 霊柩車のジンクスを広めたものは長生きへの欲求

「なぜ長生きしたいか」という点ですが、これは人間の根源的な欲求である「死にたくない」というところから来ている、と思われます。人によっては「早く死にたい」ということを口にする人もいますが、これは、根源的、本能的な人間の欲求の外で、ほかの欲求が絡んだ結果の個人的な「所感、感想」であり、今回取り上げているジンクスの守備範疇外ではないでしょうか。なぜならば、ジンクスというものは、このジンクスに限らず、基本的に人間の「本質的な欲求の方向感を指し示すもの」であるがゆえに、広く普及しているものであるからです。

 

3. 霊柩車のジンクスを活かすために行うべきこと

「長生きするためにおこなうべきこと」として、このジンクスの場合、具体的に「霊柩車に乗ること」を推奨しています。一説によると、このジンクスの由来は、「死人と一緒に運ばれる」→「生死を意識し、生の実感を通常以上に実感する」→「生きているからこそいろいろなことを感じられる、ということを認識する」→「命を大事にする」→「結果的に、長生きにつながる」といった心理的な効果をうたったものである、といわれていますが、あながちはずれてはいないのではないでしょうか。

 

4. 霊柩車のジンクスを最大限活用するために

このジンクスを最大限活用するためにすべきことは、そのままとらえると「霊柩車にたくさん乗ること」になるのですが、先ほど述べた由来の真意を考えると、「毎日生きていることを実感しながら、命を大切に過ごすこと」が、このジンクスを最大限活かすことにつながるのではないか、と結論づけたいと思います。

このエントリーをはてなブックマークに追加


スポンサードリンク
スポンサードリンク

カテゴリ: その他

Comments are closed.