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ジンクスが必要とされる理由…ジンクスが不確定要素に関わる仕組み

家族
 
世の中には無数のジンクスがあふれていて、性別や立場、大人や子供、パン屋さんや会社員等、さまざまな属性の人々がジンクスを活用しています。これほどジンクスが活用されているのには大きな理由があります。ひとことで述べると、「世の中には不確定要素があふれているから」である、といえます。

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確定要素ばかりであった場合には、ジンクスなど不必要になるに違いありません。ジンクスは不確定要素に対して、どのように作用していくものなのでしょうか。ここでは、ジンクスと不確定要素の関連について考察してみます。

 

世の中とは不確定なもの

さきほど「世の中には不確定要素があふれている」と述べましたが、ここでいう不確定要素とは、「先が見えない=事前に結果が完全には予測できないこと」を指しています。たとえば、非常にわかりやすい例でいくと、宝くじや競馬等のギャンブルが該当します。これらは、宝くじや馬券を買った時点では、当たるかどうかは全くの未知数です。数学的な確率論でいくと、大抵の場合には一定の確率を数値であらわすことはできますが、これはあくまでも論理値であり、実際に期待できる結果としては、「当たりとはずれ」の2種類しかありません。このように、先が見えない=行動に対する結果があらかじめわからないことは、不確定要素として位置づけられます。

 

ジンクスは仮説のひとつ

結果がわからないことに対して、ジンクスは無数の仮説を立ててくれている、といえないでしょうか。たとえば「結婚式におけるブーケトス」では、「ブーケをキャッチした未婚の女性は間もなく結婚できる」という有名なジンクスですが、やはり結果はブーケをキャッチした時点ではわかりません。ブーケトスを仮説と捉えると、とりあえずアクションしてみることにつながっていることがわかります。この例では、未婚女性でかつ結婚したいと思っている人は、ブーケをキャッチするために積極的にブーケの落下地点に行こうとするでしょう。また、運良くキャッチできた場合には、結婚に向けたアンテナな、彼女の中でより一層敏感になりますが、その結果結婚できるかどうかは、まさに結婚するまで不確定要素のままです。

 

検証することの意味

不確定な結果への願望に対して、ジンクスを仮説と捉えて行動を起こしたのであれば、次にすべきは(科学技術や物理学の世界等であたりまえのようにおこなわれるのが)検証です。先ほどの例では、ブーケをキャッチするまでは、彼女にとっての結婚は単なる不確定要素であったのですが、キャッチした瞬間から「結婚できる」という仮説が立てられ、結婚に向けてのアンテナが敏感になっていく等のアクションがおこされて、ここからすでに「検証フェーズ」が始まっています。このように、不確定要素に対して、人が仮説・検証をおこなうための枠組みを提供してくれるのがジンクスなのです。

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カテゴリ: その他

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