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失われた文明はどこから来てどこに消えたのか…アメリカ大陸原住民の謎

1. 東アジア人の新大陸への移動と拡散

太陽系
アメリカ大陸は南北に極めて長い大陸です。人類のアフリカ起源説に同意するなら、新人類(ホモサピエンス)はその大陸にどう浸透していったのでしょうか。

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定説では中国東北部からシベリアにかけて居住し寒冷地適応をした東アジア人が大陸に渡ったとされます。氷河期のベーリング海峡(ベーリジニア)からアラスカに渡り、長い年月をかけて南下を続け、とうとう大陸南端のパタゴニア地方に到達したのです。彼らは寒冷地適応をした民族なので、体毛は薄く、髭はなく、一重まぶたです。

 

2. アステカ族と白い肌で髭を生やした神

スペイン人たちはユカタン半島のマヤ族から金の入手先に関して次のことを聞き出します。すなわち金の入手は採掘によるものでなく、北西方面の住人との交易によること、金細工の技術は先住民のトルテカ族から得たこと、トルテカ族の優れた技術はケツァルコアトル神から教わったこと、などです。なおこの神は好戦的な神から追われて再来を約して立ち去ったようです。

1519年にフェルディナンド・コルテスは600名の乗組員を載せた11隻の船団でマヤ族から聞いた北西部の国の探査(征服)に出かけます。ユカタン湾の沿岸を探査しながら北上を続け、ベースキャンプの地(ベラクルスと命名)でアステカ族のモクテスマ王の贈り物を受けます。

アステカ族はコルテスとその一団をアステカ族が帰還を信じていたケツァルコアトル神と勘違いしたのです。コルテスたちはその神と同じ白い肌で、濃いひげを生やし、ヘルメットをかぶっていたからです。贈りものはケツァルコアトル神の来訪を喜んで差し出した貴重なものでした。もちろんコルテスたちは贈り物の意味を理解する気はありません。

 

3. トルテカ族

金属採鉱技術、金属加工技術に秀でた人種で、紀元前1500年から1000年の頃に活躍していたようです。トルテカ族はベーリング海峡を越えて来た東アジア人の子孫だったのでしょうか。祖先はケツァルコアトル神と何らかの接触をしたのでしょう。この神はどこから来たのでしょう。私は大ピラミッドを設計した神(エジプト名のトト)だと思っています。

 

4. オルメカ人の文明

中央アメリカのオルメカ文明は徐々に発展した形跡がないことから、突然現れた文明です。その年代は、マヤやアステカ文明に遥かに先立つ紀元前2000年から1500年の頃です。

彼らの指導者でしょうか、ヘルメットをかぶった頭部だけの石の彫像が石を産しない地で発掘されています。彫像の一例をあげれば、高さ2.5m、周囲6.5mもの大きさの精密に加工された石です。どんな道具で加工し、どんな手段で運んだかは不明です。まさに神業です。彫像は、現代アフリカのある種族と同じ特徴をもちます。彼らは冒頭に挙げた東アジア人の渡来コースではなく大西洋を渡ったのです。

この文明の特徴は、池や水道の土木技術、金属採鉱技術、巨石加工技術などです。この文明は突然放棄されたか滅亡したようです。

 

5. ピサロとインカ帝国

フランシスコ・ピサロはスペイン王から征服地の司令官と統治者の権限を得て、200名の部下を率いて出航します。1531年のことです。当時のインカ帝国は強大な国家でしたが、先王の死後、第二王妃から生まれた長男と、正妃から生まれた弟が王位を争っていました。ピサロが長男のアタワルパをだまして捕まえ、身代金として多量の金を要求した話は有名です。この要求を満たすためインカの長老たちは大切に保管していた金細工の品々は鋳つぶします。スペイン人が欲したのは金細工の品物の文化的価値ではなく金そのものだったからです。ここインカでも金の入手は鉱山での採掘ではなく、川での砂金の採集によったことを知ります。

 

6. 金は神のもの

マヤ族やアステカ族の人々、そしてアンデスのインカ族の人々はみな、金を自分たちの生活には使っていません。金は神のものと信じていたからです。圧倒的な力をもつ神々は採掘・精錬した金をどこかに運んでいたからでしょう。自分たちが使うことなど思いだにしなかったことでしょう。

 

7. ゼカリア・シッチンの説

紀元前3000年頃までは金は神々の故郷星の大気の改善に必要でした。しかし、氷河期の終焉による大洪水の直後から状況が変化し始めます。

 
(1) 神々の方針変更

神々が金を得るための地球から、地球人のための地球にするという方針変更がなされます。そのため地球人への知識や技術の指導が始まります。農耕や牧畜、金属の精錬や加工、字の読み書き、医学、天文学などです。

 
(2) 大洪水による既存施設の壊滅

それまでに築いてきた施設が壊滅状態になります。

アフリカの金鉱山の施設やメソポタミアの精錬施設
メソポタミアにある神々の住まいや都市
宇宙ロケットの離発着施設や誘導施設

 
(3) 神々の世代交代と抗争

神々の寿命は地球人に比べれば不死に近いほど長いのですが、地球という異なる環境では故郷星より老化が格段にすすみます。神々に子や孫が生まれます。彼らも支配地や権力を求めたため、地球人をも巻き込んだ争いが起きます。神々がはじめて地球に訪れた頃の苦労は多いが争いの少ない日常は過去のものなりつつありました。さらに神々と地球人の混血も生まれて事態をさらに複雑にします。長かった神々だけの時代は終わったのです。

 
(4) 南米ペルーでの金鉱山の発見

 大洪水による地殻変動によるのでしょうか、ペルーの地で金が容易に採取できることをエンリル神の子(ニヌルタ)が発見します。金の採掘は洪水前のアフリカからこの地に移り精錬施設や宇宙空港施設が建設されます。

 
(5) 錫の需要

錫(すず)は真鍮を作るために不可欠な金属です。シュメール人の時代にはメソポタミア近隣の地から得ていましたが、紀元前3000年頃から枯渇してきたようです。南米チチカカ湖の山々で錫が採取できることがわかり、採掘や精錬の施設が作られます。精密な加工を施した巨石による土木施設です。

前出のオルメカ人はエンキ神の息子のニンギシュジッダ(エジプト名トト)に率いられて中米に渡ったようです。なお、トルテカ族のケツァルコアトル神もニンギシュジッダ神の可能性が高いです。この神は父や叔母の神と共にアダムとイブの創生を担い、ギザのピラミッドの設計と建設を担った神です。父神エンキと共にアフリカで金の採掘事業に携わりました。オルメカ人もこの神が連れていったのではないでしょうか。

 

8. 文明は育まれることなく消滅へ

南北米大陸の先住民はベーリンジアを越えて来た東アジア人の末裔です。そのほか、神々に率いられてアフリカから来たオルメカ人も一時的にはいましたが子孫を残せなかったようです。金や錫の鉱山の近くにいた東アジア人の末裔のなかには神々から直接指導された者もいたかもしれません。しかし自力で文化や技術を育む力がなかったため、神々が去った後の施設は劣化が進み、残された人たちの能力も世代と共に劣化しました。本文では述べませんでしたが、錫の時代には航海民族(フェニキア人)が往来し、シュメール人が粘土板に残した世界観を伝えたようです。

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カテゴリ: その他

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