3つの色のついた子供たち。チルドレン勢の診断方法
1982年、アメリカの超心理学者にして、自らも超能力者であると語っていたというナンシー・アン・タピーなる人物が発表した著書、「色で人生を理解する(原題はUnderstanding Your Life Through Color)」の中で、英語のチルドレンに色を付与したインディゴチルドレン、クリスタルチルドレン、レインボウチルドレンという、新たな概念が提唱されました。
この「色のついた子供たち」の概念は、その後幾多の解釈や議論が繰り返し行われ、現代に至っています。
ところでこの概念は、現代社会においては、それほど一般的であるというまでには浸透していません。
自分がなにがしかの「色のついた子供たち」に該当するか否かを、診断する方法はあるのでしょうか。
実はあるのです。
ここでは、診断方法をいくつかご紹介していきます。
生まれた年代によって特定される
まず簡単な診断方法として、「生まれた年」をあげることができます。
前述のナンシー・アン・タピーの唱えた説によると、インディゴチルドレンは1970~1990年生まれ、クリスタルチルドレンは2000年前後生まれ、レインボウチルドレンは2010年以降生まれである、とされています。
もっともこの「生まれ年」には諸説あり、必ずしもここで提起した内容が真であるとは言い切れないものがあります。
しかし、「色のついた子供たち」か否かを診断するための第一歩、とっかかりとしては、簡単に活用する価値のある定義である、ということはいえそうです。
ちなみにここで定義されたチルドレンのうち、もっとも古い生まれ年を持つインディゴチルドレンよりも、さらに過去に生まれた人(1950~70年代生まれ)を、パイオニアやファーストウェーブと呼び、インディゴチルドレンのルーツのような位置付けで定義している説もあるようです。
性格と病理学的な側面による診断
また、前述のナンシー・アン・タピーの著書が発表されたタイミングに、同時代的に存在していたインディゴチルドレンをはじめとした「色のついた子供たち」の特徴的な面として、生まれ年の特定に加えて、性格的な特徴や、病理学的に学習障害といわれている人々が持っている特徴を示している、ともいわれています。
たとえば突出した直感力や暗記力、他者の思いをくみ取るための共感力など、ややもするとテレパシーや超能力など、超常現象的な捉え方がされがちな特徴のいくつかは、病理学的に捉えられている学習障害などの症状の特徴のいくつかに当てはまります。
生まれ年に加えて、極端なユニーク性を示す性格を持っていたり、とある領域における能力が突出しているような人々が、「色のついた子供たち」に該当する可能性がある、と考えられます。
こういった特徴を持っているか否かが、診断の材料になりそうです。