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シュメールの最高位神アヌンナキは宇宙人だった?

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シュメールの七大神と呼ばれる上位の「アヌンナキ」の神々が、実は宇宙からやって来た宇宙人だったという説があるのをご存知でしょうか。この説を唱えたのはユダヤ人考古学者のゼカリア・シッチンという人です。

彼は古代シュメールの粘土板に刻まれた楔形文字の文書を解読し、シュメールの文明は宇宙から地球にやって来たアヌンナキと呼ばれる宇宙人によるもので、人間はその宇宙人=アヌンナキが造った生命体であるとしました。

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天空から地球に降りた神々は宇宙人なのか

ゼカリア・シッチンやその説を支持する人たちによると、シュメール文明は新石器時代から徐々に発達した文明ではなく、初めから高度な医療や法律、天文学の知識を持っていたとして、それは火星と木星の間を通る超楕円軌道で持った第10惑星ニビルからやって来た、宇宙人の集団アヌンナキが地球の神々となって築いたものだといいます。

アヌンナキという名称は、別の記事でもご紹介しましたがシュメール語で「地に降りた天空の神アンの子供(子孫)たち」という意味ですが、この天空の神アンが宇宙人であり、その子孫が地球に降りて来たとするなら、まさにそういう解釈になるのかも知れません。

 

知性を持った人間は宇宙人の科学で造られた

シュメールの人間創造の神話では、当初様々な職務は下位の神々(小さき神々)の仕事でしたが、あまりの仕事量の多さに下位の神々がストライキを起こし、アブズと呼ばれる深淵を司る水と知恵の神エンキの知恵によって、深淵の粘土から代りに神々のために労働を担う人間が造り出されたとされます。

アヌンナキ=宇宙人説では、第10惑星ニビルから生命の危機に瀕した母星を護るために必要な、金などの鉱物資源を採掘するために地球にやって来たアヌンナキたちは、ニビルから連れて来た労働者の替わりになる鉱山で働く生物として、宇宙人と地球の原人を掛け合わせた人工授精により、原人より知性のある人間を造り出したのだといいます。

進化論における知性を持った人間に至るミッシングリンク(進化の空白)を埋めるものは、このアヌンナキの人間創造ということです。

 

膨大な在位年数を持った初期の王たち

その後のシュメールの都市文明は、神々となったアヌンナキの指導のもとに築かれ、王権を授けられた王は、宇宙人であるアヌンナキと人間とをつなぐ代理人の役割を担っていたのだそうです。

また、初期シュメールの王は実は現人神としての宇宙人であり、シュメールの王朝や他の民族の王の名前を記した「シュメール王名表」には、その王たちの名前と在位年数が記されているといいます。

それによれば、大洪水以前の人類最初の王権が成立した都市国家エリドゥの初代王アルリムが在位28,800年、次のアラルガル王が在位36,000年とされており、二代の合計でも64,800年にもなります。

大洪水以前の古代シュメールには5つの都市国家があったといわれていますが、エリドゥとは別のバド・ティビラの王エンメンルアンナの在位は43,200年、同じく次の王エンメンガルアンナが在位28,800年でその次の王ドゥムジが36,000年、ララクの王エンシブジアンナの在位は28,800年、シッパルの王エンメンドゥルアンナの在位は21,000年、シュルッパクの王ウバル・トゥトゥの在位は18,600年と、それぞれとんでもない在位年数が記されています。

一部の記事などでは、この5つの都市国家の初期の王たち8人の在位年数をすべて足して、8人で24万年統治したという記載もありますが、これは間違いでしょう。しかしそれでも人間の歴史ではあり得ない年月の長さではあります。

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