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イルミナティカードはフリーメイソンと関係している?

イルミナティカード

1982年、アメリカのスティーブ・ジャクソン・ゲームズ社がリリースしたカードゲーム「イルミナティ」は、イルミナティカードという独自のカードを使ってプレイするカードゲームです。
ルールとしては、他のトレーディングゲームとそれほど差はなく、自身の場札をベースの支配組織として、ほかのプレイヤーのカード(=小組織)を取り合って、一定数を取ると勝ち負けが発生する、というものです。

しかしそのカードに描かれている絵柄が、ゲーム発表当時にはまだ起こっていなかった世界的な事件を予言している、といわれています。
正式名を「イルミナティ・ニューワールドオーダー(=新世界秩序)」といい、カードの種類は500以上あるのですが、陰謀説をはじめとしたさまざまな噂が、背景として存在しているようです。

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秘密結社の名称がカード名の由来

「イルミナティ」というキーワードは、実はかつて実在した秘密結社の名称に由来しています。
秘密結社というとフリーメイソン(正式名称は「フリーメイソンリー」であり、「フリーメイソン」は個人の会員を指します)が非常に有名ですが、都市伝説的な噂を含めたイメージとしては、かなり近い存在であったようです。

その歴史は18世紀後半頃に遡る、ドイツやオーストリア周辺で短期間活動した秘密結社で、政治色を持たないフリーメイソンとは異なり、多分に政治的なイデオロギーを持っていたようです。
イルミナティ関係者に反フリーメイソン論者がいたことが原因で、イルミナティ解散後に勃発したフランス革命との関連も疑われました。

フリーメイソンは今でも「世界を裏で動かしている」などと言われているのですが、イルミナティも同様に、さまざまな都市伝説を付加されながら、今も多くの著作などで取り上げられ続けています。

 

 

フリーメイソンと掛け持ちの会員も多かった?

イルミナティは、1770年代後半から1780年代前半までという短い活動期間ではあったものの、当時の秘密結社ブームや、フリーメイソンの人気もあって、会員は数百人いたとも数千人いたともいわれています。

実のところ、フリーメイソンとの掛け持ちの会員も多かったようで、その中心となっていたのは、貴族や大富豪などの富裕層や、政治家やインテリなどの比較的身分の高い層であった、といいます。

「イルミナティカードに描かれている絵柄が、彼らが起こした大事件と符合している」と噂される背景には、イルミナティやフリーメイソンといった、秘密結社の存在があったのです。もっともフリーメイソンは、自らを「友愛結社」と呼び、公式には「世界を裏で動かしている」などといったことは表明していません。

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カテゴリ: その他

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